ブピバカインとロピバカインの片側脊椎麻酔の有効用量(ED50)の決定:前向き二重盲式無作為化試験

・片側脊椎麻酔(USpA)は、脊椎麻酔を増強すると報告されており、老人患者に使用されている。本研究の目的は、待機的股関節置換術を受ける高齢者(70歳以上)について、0.5% 低体重ブピバカインと 0.5% 低比重ロピバカイン USpA の有効投与量中央値(ED50)を調査することであった。

・待機的股関節置換術を受ける 60 人の老人患者(年齢 70 歳以上)が本研究に登録された。患者を 2 群に無作為に分けて、クモ膜下 0.5% 低比重ブピバカイン USpA(B 群)か、または 0.5% 低比重ロピバカイン USpA(R 群)のいずれかを投与した。有効麻酔は、手術後 60 分を超えて維持された知覚遮断レベル T10 と注入後 10 分以内に術側 Bromage スコア 3、術中に硬膜外麻酔が必要い場合と定義された。Dixon & Massey 式を用いて、0.5% 低比重ブピバカインと 0.5% 低j比重ロピバカインの ED50 を計算した。

・2 群間で、人口統計データには有意差は認められなかった。股関節置換術を受ける老人患者では、0.5% 低比重ブピバカイン USpA の ED50 は 4.66mg(95% 信頼区間 CI 4.69-4.63mg)であり、0.5% 低比重ロピバカイン USpA の ED50 は 6.43mg(95% CI 6.47-6.39mg)であった。

・著者らは、待機的股関節置換手術をうける老人患者(年齢≧70 歳)で、ED50 は少なく、0.5% 低比重ブピバカインとロビバカインの ED50 は、それぞれ 4.66mg(95%CI 4.69-4.63mg)と 6.43mg(95%CI 6.47-6.39mg)でああることを見出した。

[!]:高齢者の 0.5% ブピバカインによる下肢手術では、必要量の中央値は、わずか 5mg(1ml)にすぎないのか。

【出典】
Determination of the median effective dose (ED50) of bupivacaine and ropivacaine unilateral spinal anesthesia : Prospective, double blinded, randomized dose-response trial.
Anaesthesist. 2017 Dec;66(12):936-943. doi: 10.1007/s00101-017-0370-9.

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