分娩時硬膜外鎮痛を受ける女性での患者満足度の決定要因の検討:後ろ向き的コホート研究

・硬膜外鎮痛は、陣痛軽減のための一般的な選択肢である。母体と小児の両方に大きな影響を与える可能性があるため、患者の満足度は、患者中心の重要な結果である。しかし、臨床的決定要因と患者満足度との間の相関についてのエビデンスは限られている。著者らは、分娩時脊柱管l鎮痛を受ける患者で、低い患者満足に関連する臨床的共変量を調査することを目的としている。

・施設倫理承認が得られた後、2012 年 1 月から 2013 年 12 月までシンガポールの KK 周産期病院において、脊柱管鎮痛を受けた 10,170 人の患者の電子的および対応する印刷記録を用いて、後ろ向きコホート研究を行った。人口統計学、産科的、麻酔データを収集した。分娩時脊柱管鎮痛についての患者満足度スコアは、レジデントおよび疼痛看護師によって行われた硬膜外鎮痛後回診中に、分娩後 24~48 時間に妊婦によって報告された。成人は、満足度スコアに基づいて 3 種のカテゴリーの 1 つに階層化された。順序ロジスティック回帰モデルを用いて、患者不満足の潜在的共変量を同定した。

・10,146 人の患者が研究に参加し、3230人(31.8%)は「不満足」、3646 人(35.9%)は「満足」、3270人(32.2%)は「非常に満足」した。多変量順序ロジスティック回帰分析では、器械補助経腟分娩(p=0.0007)、硬膜外鎮痛後の高い疼痛スコア(p=0.0016)、硬膜外カテーテル再留置を受けること(p<0.0001)、子宮頸管開大が高度となってからの脊柱管鎮痛を受けること(p=0.0443)、多胎産(p=0.0039)、硬膜外処置後合併頭痛(p=0.0006)、腰部痛(p<0.0001)、尿滞留(p=0.0002)、神経障害(p=0.0297)が患者不満足と関連していた。中国人は他の民族と比較して不満足である可能性が高かった(p=0.0104)。

・本研究では、低い患者満足度と独立して関連したいくつかの臨床決定要因がj確認された。これらの共変量は、リスクの高い患者を検出するための予測モデルを開発する上で有用であり、より良い患者満足度のためにタイムリーな予防措置を講じることができる。

【出典】
Investigating determinants for patient satisfaction in women receiving epidural analgesia for labour pain: a retrospective cohort study
BMC Anesthesiology 201818:50

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