患者管理硬膜外鎮痛を用いた分娩時疼痛管理のためのブピバカインとレボブピバカインの最適濃度

<ハイライト>
・局所麻酔薬濃度を下げると、鎮痛効果が低下する。
・分娩時鎮痛に対する満足度は、局所麻酔薬濃度の影響を受けない。
・局所麻酔薬の濃度は、運動ブロックの発生率に影響する。

<要旨>
・研究目的は、患者管理硬膜外鎮痛を用いて、分娩時鎮痛の 2 種類の局所麻酔薬の異なる低濃度の有効性および安全性を評価することであった。

・2014 年から 2016 年まで健常な初産婦を募集して二重盲式無作為化対照試験を実施した。硬膜外鎮痛は局所麻酔薬とフェンタニルを用いて行った。患者は、ブピバカインか、またはレボブピバカイン(0.0625%、0.1%、0.125%)の濃度に応じて、6 群に割り付けられた。鎮痛効果、バイタルパラメータ、副作用を異なる時点で評価した。満足度は、口頭スコアと記述スコアを用いて評価した。主要評価項目は、使用された局所麻酔薬の総投与量であった。

・237 症例を分析した。局所麻酔薬の総投与量は、2 つの低濃度群で有意に低かった(P<0.0001)。帝王切開率は、0.1% ブピバカイン群の方が 、0.1% レボブピバカイン、0.125% レボブピバカイン、0.125%ブピバカイン群よりも低かった(P=0.002)。耐えられない痛み、患者管理およびレスキューボーラス投与は群間で有意差があった(それぞれ、P=0.03、P=0.003、P<0.0001)。運動ブロック率は高濃度で増加した(P=0.033)が、他の母体と胎児の副作用の発生率は有意差がなかった。分娩時鎮痛に対する満足度は群間で差はなかった。分娩 72 時間後の満足度スコアは、分娩 2 時間後の満足度スコアより有意に低かった(P<0.0001)。

・局所麻酔薬濃度が高くなると、注入される総用量が多くなり、運動ブロックが強くなる。最も低濃度の薬液を使用した場合、分娩時鎮痛はあまり効果的ではなかったが、患者の満足度は影響を受けなかった。

[!]:濃度は低くても満足度は高いようなので、0.1% ブピバカインが帝王切開率が高くならなくて良さそうだな。

【出典】
The optimal concentration of bupivacaine and levobupivacaine for labor pain management using patient-controlled epidural analgesia: a double-blind, randomized controlled trial
International Journal of Obstetric Anesthesia Published online: May 17, 2018

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