経カテーテル大動脈弁置換術後の転帰:傾向スコアで対応させた後ろ向きコホート研究

・研究の目的は、経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)または外科的大動脈弁置換術(SAV??R)のいずれかを受ける患者の現代的コホートにおける患者重症度と周術期転帰を調査するである。

・米国外科学会手術の質改善プログラムに参加している病院での、術後転帰を評価するための単変量ロジスティック回帰を伴う後ろ向き傾向一致コホート研究である。本研究は、米国外科学会手術の質改善プログラムに報告された TAVR か、または SAVR のいずれかを受けた 2,043 人の患者を対象とした。

・年齢 65 歳以上、中等度の運動、あるいは日常生活の活動に介助が必要な呼吸困難のある患者、高い ASAーPS 分類、慢性閉塞性肺疾患の病歴は TAVR と関連していたが、肥満指数>25 は SAVR と関連していた。傾向スコアを一致させた後、2 つのコホート間で 30 日間の死亡率、在院期間、ほとんどの術後転帰に差は観察されなかった。TAVR を受けた患者のほうが、周術期の輸血を必要とする可能性が低く、個々の患者ベースでは、SAVR 群の患者よりも合併症数が少なかった。

・TAVR を受ける患者は、死亡率、在院期間、術後合併症のリスクは SAVR と同様であるが、TAVR を受ける患者は輸血される可能性が低い。

[!]:TAVR では、術後転帰に差はないが、手術的大動脈弁置換を比べると輸血の可能性が低くなると。でも、どう考えても手術による身体への侵襲は、手術の方が圧倒的に大きいように思うが。

【出典】
Outcomes After Transcatheter Aortic Valve Replacement: A Propensity Matched Retrospective Cohort Study
J Cardiothorac Vasc Anesth. 2018 Apr 10. pii: S1053-0770(18)30232-5. doi: 10.1053/j.jvca.2018.04.005. [Epub ahead of print]

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