気管挿管を受けた成人の術後咽頭痛予防のための塩酸ベンジダミン局所投与:系統的レビューとメタ分析

・術後の咽頭痛は、患者の満足度と回復に悪影響を及ぼす。ベンジダミン塩酸塩は、局所使用に利用可能な非ステロイド系抗炎症薬である。全身麻酔下で定時手術を受ける成人の術後咽頭痛を予防するために、ベンジダミンの局所適用の有効性および安全性を評価するための系統的レビューとメタ分析を行った。

・PubMed、EMBASE、Web of Science、Cochrane Central Register of Controlled Trials を検索し、無作為化比較試験を特定し、ランダム効果モデルを用いてデータをプールした。主要評価項目は、手術/抜管の 24 時間後の咽喉頭痛の発生率と重症度、ならびに有害事象であった。エビンデンスの質は、GRADE 基準の格付けを用いて評価した。

・1842 人の患者を含む 13 件の無作為化比較試験が含まれた。ベンジダミンは鎮痛薬を使用していない対照患者と比較して、術後咽頭痛の発生率の低下と関連しており、リスク比(95%CI)は 0.31(0.20-0.47)であったが、重症度の有意な低下とは関連しておらず、標準化平均差(95%CI)は -0.27(-0.63~0.08)であった。ベンジダミンに関連する有意な有害事象はなかった。ベンジダミンはリドカインと比較しても術後咽頭痛の発生率の低下と関連しており、リスク比(95%CI)は 0.18(0.07-0.43)であった。

・著者らは、評価項目である「術後咽喉頭痛の発生率」についてエビデンスの質は高いと判断した。

[!]:ベンジダミン塩酸塩は、気管チューブによる術後咽喉頭痛予防に有効であると。

【出典】
Topical benzydamine hydrochloride for prevention of postoperative sore throat in adults undergoing tracheal intubation for elective surgery: a systematic review and meta-analysis.
Anaesthesia. 2018 Jan 29. doi: 10.1111/anae.14224. [Epub ahead of print]

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