術後の疼痛管理の患者満足度を改善する計画的静脈内アセトアミノフェン:前向き無作為化対照二重盲式研究

アセトアミノフェン7.png・眠気、嘔気/嘔吐、混乱、瞳孔変化などのオピオイド関連副作用は、術後神経学的悪化の徴候を隠すかもしれないために、術後疼痛をオピオイドで管理するのが難しい場合がある。非オピオイド鎮痛剤である静脈内(IV)アセトアミノフェンは、腹部手術や整形外科術後にオピオイド回避効果を有することが報告されている。本研究は、IV アセトアミノフェンが開頭術後に同様の効果を有するかどうかを調査するものである。

・本前向き無作為化プラセボ対照二重盲式臨床試験では、脳腫瘤切除のためにテント上開頭術を受ける予定の 100 人の成人患者を無作為化して、執刀前と、手術後 24 時間 6 時間ごとに無作為に IV アセトアミノフェンか、またはプラセボを投与された。24 時間総オピオイド消費量、疼痛スコア、全体的な疼痛管理の満足度、麻酔回復室退室基準を満たす時間、オピオイド関連の副作用の発生率を比較した。

・IV アセトアミノフェン群(中央値 11mg、n=45)とプラセボ群(中央値10.1mg、n=41)とで、術後 24 時間モルヒネ相当オピオイド消費量に差はなかった。2 群間で、視覚アナログスケールの疼痛スコアの統計的有意差は観察されなかった。術後疼痛管理全体の患者満足度は、1~10 点尺度で、アセトアミノフェン群の方がプラセボ群よりも有意に高かった(8.1±0.4 vs 6.9±0.4、P=0.03)。オピオイド関連副作用の発生を含む副次評価項目に有意差はなかった。

・開頭術の補助療法として IV アセトアミノフェンは、開頭術後 24 時間に患者にオピオイド節約効果を示さなかった。しかし、それは全体的な疼痛管理に関する患者満足度の改善と関連していた。

[!]:患者満足度が改善されるのなら積極的に利用するべきだな。なにせ薬価が安いからな。

【出典】
Scheduled Intravenous Acetaminophen Improves Patient Satisfaction With Postcraniotomy Pain Management: A Prospective, Randomized, Placebo-controlled, Double-blind Study
Journal of Neurosurgical Anesthesiology: July 2018 - Volume 30 - Issue 3 - p 237-245

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