■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2018/06/26
| 【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。 | (1) (_________y) : 先端巨大症/末端肥大症 (2) (i_______) (r__________) : 内呼吸 (3) (n_____) (o____) (s_______) : 一酸化窒素合成酵素 (4) (B______) (d______) : 閉塞性血栓性血管炎/バージャー(Buerger)病 (5) (v_________) (d___) : 血管作動薬 |
[解答]
| (1)acromegaly | (2)internal respiration |
| (3)nitric oxide synthase | (4)Buerger disease |
| (5)vasoactive drug |
[出典] 麻酔科学用語集 第3版
| 【問題2】(呼吸) 気管内チューブのカフ圧はどれが適当か? | 1) 60mmHg以下 3) 圧は関係なく量で決まる 5) 10mmHg以下 | 2) 40mmHg以下 4) 30mmHg以下 |
[解説] ICUなどで長期に気管内チューブを留置する場合にはカフ内圧は非常に重要となる。必要最低限の圧を加えるべきである。気管内チューブのカフ圧が30mmHg以上(気管壁の動脈圧を越える)のカフ内圧が持続して加わると、気管粘膜の血流を障害し気管粘膜のびらん→潰瘍形成→気管壁の壊死をきたす。気管軟骨は再生しないので壊死に陥ると必ず気管狭窄をきたす。侵襲がさらに腕頭動脈に及べば大出血をきたし救命はほぼ不可能となる。ちなみに食道静脈瘤破裂の緊急止血として挿入されるSBチューブの食道バルーン、ショックパンツも30mmHgで加圧する。カフ圧>7cmH2O:リンパ流障害→浮腫、>25cmH2O:静脈鬱血→充血、>42cmH2O:毛細血管灌流停止→壊死(呼吸管理必携P240)
[正解] 4 [出典] クリティカル記憶術1p83
| 【問題3】(麻酔薬) 次のうち正しいのはどれか。 | ア:ケタミン麻酔は、カテコラミンが枯渇状態にある患者では、心抑制をきたす。 イ:新生児のチオペンタールの導入量(mg/kg)は、乳児量の60%である。 ウ:バルビツレイトとベンゾジアゼピンの相互作用は、前者が後者の受容体の親和性を増すことによる。 エ:手術刺激による体動を抑止する量のチオペンタールによる循環抑制は、1MAC揮発性麻酔薬の抑制に比較して軽度である。 |
[解説] ケタミンによる心臓血管刺激作用の主因は、中枢神経系からの交感神経系流出の直接刺激であるので、カテコラミンが枯渇してる場合には、ケタミンの心筋に対する直接の抑制作用により心抑制が起こる。チオペンタールのED50は、新生児(3.4mg/kg)では乳児(6.3mg/kg)の60%である。ベンゾジアゼピンとバルビツレートの作用機序上、GABAの抑制作用の増強という点で共通しているが、バルビツレートがベンゾジアゼピン受容体に作用するとは考えられていない。
[正解] (ア)、(イ)、(ウ)?、(エ)? [出典] 第30回麻酔指導医認定筆記試験:B12
【トラブル・シューティング】~麻酔緊急Vol.1p78 (呼吸器系)『麻酔中の緊張性気胸』 腹腔鏡下胆嚢摘出術中に緊張性気胸をきたした1症例:麻酔中突然の飽和度の低下、次いで血圧低下、肺野の聴診で右肺の呼吸音聴取不能! 原因は電気メスによる横隔膜の損傷であった。 |
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