婦人科腹腔鏡下手術における術後咽頭痛に及ぼすカフ圧の影響:観察研究

・術後咽頭痛(POST)は気管挿管後の非常によくある愁訴である。自然に寛解するが、それを減らすための努力が必要である。本研究は、マノメータを使用したカフ注入 vs 従来法が POST の発生率に及ぼす効果を比較することを目的としている。副次目的は、術後嗄声と咳嗽の発生率を評価することであった。

・合計 120 人の患者が本前向き観察比較研究に含まれた。病院倫理委員会の承認後、同意した全身麻酔下に婦人科腹腔鏡手術予定の ASA-PS I/II の患者を含めた。それらは、閉鎖封筒法によって、圧力計を使用してカフ圧を 25cmH2O に調整する A 群か、またはカフ注入をを臨床的指標に基づいた B 群のいずれかに無作為に割り当てた。患者は、咽頭痛、嗄声、術後咳嗽についてモニタリングされた。咽頭痛、嗄声、咳嗽の発生率を計算するために、記述統計を適用した。咽頭痛とカフ圧との関連性を調査するために、カイ二乗検定を、数値の比較には独立標本 t 検定を適用した。

・POST の発生率は B 群よりも A 群で 24 時間まで有意に少なかった(P<0.001)。A 群では嗄声の発生率が低く、B 群では咳嗽の発生率が高かったが、これらの差は統計的に有意ではなかった。

・マノメーターによるカフ注入は、POST の発生率を有意に低下させる。
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[!]:今更って感じだが、圧力計を使用すると使用しない場合に比べて、実際にどれくらい頻度が低下するのか具体的なデータを見たことないな~。この論文では、約半分に減少している。

【出典】
Effect of Cuff Pressures on Postoperative Sore Throat in Gynecologic Laparoscopic Surgery: An Observational Study.
Anesth Essays Res. 2018 Apr-Jun;12(2):484-488. doi: 10.4103/aer.AER_72_18.

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