腹腔鏡下胆嚢摘出術での気管チューブカフ圧の評価と術後咽頭痛

・腹腔鏡下胆嚢摘出術における亜酸素化窒素と二酸化炭素気腹の使用は、気管チューブカフ圧の増加をもたらす。それは気管粘膜灌流を損ない、その後の気管損傷を引き起こす可能性がある。本研究の目的は、腹腔鏡下胆嚢摘出術を受ける患者で、カフ圧と術後咽頭痛発生頻度を評価することであった。

・本前向き観察研究では、ASA-PS I/II の腹腔鏡下胆嚢摘出術を受ける年齢 18~65 歳の 128 人の患者を登録し、k交互にに 2 群に割り当てた:研究群(セボフルラン 1~2% で麻酔維持、酸素/亜酸化窒素混合物; 40/60)、対照群(セボフルラン 1~2%、酸素/空気混合物; 40/60)を分析して比較した。各群は 64 人の患者を含んだ。アネロイドマノメータを用いてカフ圧をモニターした。カフ膨張に使用された空気量、ベースラインのカフ圧、術中カフ圧の比較、術後咽頭痛の発生率を測定した。

・研究結果は、二酸化炭素気腹を行った後、全ての時点で研究群の方がカフ圧が高く(p=0.00)、咽頭痛の発生頻度は増加した(p=0.004)。

・腹腔鏡下胆嚢摘出術で亜酸素化窒素を使用すると、気管チューブカフ圧の上昇が認められ、術後気道合併症を伴った。カフ圧モニタリングは、20~30cmH2O の治療カフ圧を達成する簡便で非侵襲的かつ効率的な方法であり、したがってその使用を推奨する。

[!]:最近の気管チューブのカフは、昔の物に比べて亜酸化窒素透過性が低いと思っていたが、そうでない製品もまだまだあるんだろうな。

【出典】
Evaluation of Endotracheal Tube Cuff Pressure in Laparoscopic Cholecystectomy and Postoperative Sore Throat.
J Nepal Health Res Counc. 2018 Jan 1;15(3):282-285.

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