腰椎手術後合併症と死亡率の予測因子としての肥満指数

・脊椎手術後の患者肥満指数(BMI)に関連した術後合併症と死亡のリスクを特徴付けるために全国住民ベースのデータベースを分析した。肥満は、腰椎手術後のより大きな周術期の合併症および不良な手術転帰と関連付けられてきた。しかし、正常体重患者と比較した術後合併症の BMI 層別化リスクは十分に特徴づけられていない。

・2006 年から 2011 年までに腰椎手術を受けた患者を特定するために、米国外科学会手術の質改善プログラムデータベースを照会した。患者は BMI に従って層別化された:正常(18.5-24.99kg/m2)、過体重(25.00-29.99kg/m2)、クラス 1(30.00-34.99kg/m2)、クラス 2(35.00-39.99kg/m2)、クラス 3(≧40kg/m2)肥満。術前の患者の特徴と周術期転帰を評価した。各 BMI コホートの 30 日術後合併症と死亡率の相対リスクは、95% 信頼区間を用いて正常体重コホートを基準として計算した。

・2006 年から 2011 年までに合計 24,196 人の患者が腰椎手術を受け、そのうち 19,195人(79.3%)が過体重または肥満であった。深部静脈血栓症のリスクは、過体重の患者から始まり、引き続き肥満のクラスでは増大した。表在性創部感染と肺塞栓症のリスクは、クラス 1 の肥満コホートに始まって増加した。さらに、尿路感染症、急性腎不全、敗血症に対する相対リスク増加は、クラス 3 の肥満患者でのみ有意に増加した。最後に、腰椎手術後のいずれのコホートでも、30 日死亡率の相対的なリスク上昇はなかった。

・過体重と肥満の患者は、正常体重患者と比較して、術後合併症のリスクが高いことが示された。これらの知見にもかかわらず、BMI 25kg/m2 以上は、死亡リスクの増加とは関連していなかった。過体重および肥満の患者に関連した術後合併症が院内医療資源利用と腰椎手術後の費用に及ぼす影響を特徴づけるさらなる研究が必要である。

【出典】
Body mass index as a predictor of complications and mortality after lumbar spine surgery.
Spine (Phila Pa 1976). 2014 May 1;39(10):798-804. doi: 10.1097/BRS.0000000000000232.

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