シリンジ固有の反動を利用したラリンジアルマスクカフ圧制限の臨床応用

・ラリンジアルマスク(LMA)カフの過膨張は、LMA の使用に関連する多くの合併症を引き起こす可能性がある。カフ圧が 60 cmH2O(44 mmHg)の推奨最大値以下に維持されることを確実にする臨床的に許容可能な(費用効果が高くかつ実用的な)方法はない。著者らは、カフ圧を製造元の推奨値以下に抑える効果的で実用的な方法として、LMA 膨張シリンジの固有の反動を利用することを研究した。

・332 人の患者を別々の 3 群に登録した:LMA を挿入してパイロットバルーンを手で触診するだけの施設標準診療に沿って膨張させる; LMA カフ圧を圧トランスデューサで測定して<60cmH2O(44mmHg)に減少させる; シリンジの固有の反動によって管理された LMA カフ圧。

・圧トランスデューサ群とシリンジ反動群との間で、初期カフ圧や手術 1 時間後のカフ圧について統計的に有意な差はなかった。シリンジ反動群と圧トランスデューサー群の両方は、標準的診療群よりも、手術の 1 時間後に咽喉痛と嚥下障害をきたす可能性が低かった。これらの差は手術 24 時間後でも依然としてあった。

・シリンジリの反動は、LMA カフの過膨張を防止し、術後喉頭咽頭合併症の発生率を低下させる上で、マノメトリーと同様の効率的かつ再現可能な方法を提供する。

[!]:私は、カフ圧測定器がない場合は、このシリンジ反動法か、大気圧解放法(プランジを抜いたシリンジ先端をパイロットバルーンのシリンジ接続部に接続することでカフ圧=0にする)を使用している。

【出典】
Clinical application of limiting laryngeal mask airway cuff pressures utilizing inflating syringe intrinsic recoil.
Rom J Anaesth Intensive Care. 2018 Apr;25(1):11-18. doi: 10.21454/rjaic.7518.251.cuf.

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