過体重と肥満患者で ProSeal ラリンジアルマスクの適切サイズ選択のための実体重と理想体重の比較

・ProSeal(R)ラリンジアルマスク(PLMA)は、より良好なカフシールおよび胃排液チューブの存在を提供するという利点を有する。メーカーは、サイズ選択に実体重(ABW)を推奨している。咽頭面積は、肥満指数(BMI)の増加とともに減少する。したがって、肥満患者では、ABW で選択された PLMA はうまく適合しない可能性がある。著者らは理想体重(IBW)が PLMA のサイズ選択においてより適切であると仮定した。

・本無作為化単盲式試験には、BMI>25 の年齢 20~60 歳、ASA I/II の 124 人の患者が含まれた。患者は無作為に 2 群に分けられた。ABW 群(62 人の患者)では、PLMA は ABW に基づいて選択され、IBW 群(62 人の患者)では PLMA は IBWに基づいて選択された。主要評価項目は初回試行挿入成功率であった。口腔咽頭部エアリーク、胃エアリーク、排液管エアリーク、挿入難易度スコア、術後合併症を評価した。群割り当てを知らされない評価者が適切に留置されたかどうかについて、ファイバー視野(グレード I~IV)を評価した。統計分析は、カイ二乗検定またはフィッシャーの正確確率検定を用いて行った。

・初回挿入成功率と全挿入成功率は両群で同等であった。 IBW 群の患者は、挿入中の抵抗が有意に少なく、最大気道内圧が低く、経鼻胃管挿入の成功数が高く、ファイバー視野が良好で、術後合併症の発生が有意に少なかった。口腔咽頭リーク圧と、挿入に使用した器具は同様であった。

・過体重と肥満患者では PLMA のサイズ選択には ABW と比較して IBW の方が好ましい。

[!]:肥満患者は内側にも太っているから、同じ身長の標準体重のヒトよりもむしろ小さいサイズが適切である。メーカーの実体重に基づくサイズ選択は誰が考えてもおかしい。さらに、IBW は、性別と身長から計算されるものだから、ラリマのサイズは性別と身長に基づいて選択するべきである。

【出典】
Comparison of actual and ideal body weight for selection of appropriate size of ProSeal? laryngeal mask airway in overweight and obese patients: A prospective, randomised study.
Indian J Anaesth. 2017 May;61(5):398-403. doi: 10.4103/ija.IJA_69_17.

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