フェンタニルとレミフェンタニルは、腹腔鏡術後に良好な術後回復をもたらすか?無作為化比較試験

・フェンタニルとレミフェンタニルは手術において広く使用されているオピオイドであるが、手術中のオピオイドの選択が患者の術後回復の質に影響するかどうかは評価されていない。そこで、著者らは、QoR 40 アンケート(QoR-40)を用いて、腹腔鏡手術後のフェンタニル・ベースの麻酔とレミフェンタニル・ベースの麻酔とで術後回復を比較することを目指している。

・この試験は、無作為化前向きで、患者と調査者に群割り当ては知らされない対照のある臨床試験であった。腹腔鏡下または後腹膜鏡下の腎または尿道手術を受けた 70 人の患者を募集し、フェンタニルか、またはレミフェンタニル・ベースの麻酔群のいずれかに無作為化した。主要評価項目は手術後 24 時間での QoR-40 合計点であった。

・フェンタニル群(n=32)では 160(138-177)点、レミフェンタニル群(n=31)では 140(127-166)点であった。QoR-40 の 5 次元のうちの 2 つである身体的快適性と身体的独立性は、フェンタニル群の方が有意に高いスコアを示した(それぞれ P=0.047 と P=0.032)。

・QoR 合計点数はフェンタニル群の方がレミフェンタニル群と比較して 20 点高かったが、群間に有意差は認められなかった。同性の多数の被験者によるさらなる研究が必要である。

[!]:術後 24 時間で評価すれば、作用時間が相対的に長いフェンタニルの方が快適性は優っているのではないだろうか。

【出典】
Does fentanyl or remifentanil provide better postoperative recovery after laparoscopic surgery? a randomized controlled trial.
BMC Anesthesiol. 2018 Jul 11;18(1):81. doi: 10.1186/s12871-018-0547-z.

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