■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2018/07/03




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (o_____) (u__________) : 酸素利用

(2) (o____) (p________) : 臓器潅流

(3) (m________) (r__________) (c______________) : 延髄呼吸化学受容体

(4) (n_____) (p_________) : 神経可塑性

(5) (h______) (t___________) : 体液性伝達


[解答]
(1)oxygen utilization(2)organ perfusion
(3)medullary respiratory chemo[re]ceptor(4)neural plasticity
(5)humoral transmission


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(麻酔) 高齢者について正しいのはどれか?

ア:高齢者でもアルブミン産生は若年者と変わらない。

イ:高齢者では体脂肪率が低下する。

ウ:高齢者では腰椎の前弯と胸椎の後弯は増強している。

エ:高齢者では細胞内水分量が増加する。

オ:高齢者では硬膜穿刺後頭痛(PDPH)の発生頻度が低い。


[解説] ア:×:加齢により肝実質、肝血流が減少し、アルブミン産生は低下する。
イ:×:高齢者では体脂肪率の上昇と骨格筋量の減少(約10%)が認められる。
ウ:○:高齢者では腰椎の前弯と胸椎の後弯は増強し、薬液が頭側へ広がりやすく胸椎分節にたまりやすくなる。そのため脊椎麻酔のレベルが高くなる。
エ:×:高齢者では細胞内水分量および全身の体液が減少している。
オ:○:高齢者では硬膜穿刺後頭痛(PDPH)の発生頻度が若年者に比べて低い。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p434-438



【問題3】(全身麻酔の実際) 気管内挿管に用いる筋弛緩薬について正しい記述はどれか。

ア:成人にスキサメトニウムを2回連続して投与すると、徐脈を起こすことがある。

イ:パンクロニウムとd-ツボクラリンには、相乗作用がある。

ウ:ベクロニウムは、ED50の2倍量を投与してもほとんど血行動態を変化させない。

エ:ベクロニウムを少量投与して数分後に、挿管量を投与すると作用発現時間が短縮する。

[解説] スキサメトニウムは心臓のムスカリン受容体を刺激することで徐脈を起こしうる。スキサメトニウムは、小児では1回目の投与でも徐脈を起こしやすいので、硫酸アトロピンを前もって静注しておくべきである。ベクロニウムはステロイド核のアセチルコリンに似た部位に陽性の電荷をもつ窒素分子がないので、心血管系に対してパンクロニウムのような血圧上昇や頻脈は起こさない。(エ)を priming principle (<問題12・9>参照)という。最初に投与された少量の筋弛緩薬分子が相当数のアセチルコリン受容体に結合するためと考えられる。


[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集



【問題4】(呼吸) 気道管理について正しいのはどれか?

ア:喉頭は5つの軟骨から構成される。

イ:「呼吸数>35回/分」は、気管挿管の客観的基準のひとつである。

ウ:声帯の唯一の外転筋は、輪状甲状筋である。

エ:上喉頭神経は反回神経の分枝である。

オ:巨舌は気道管理を困難にする。


[解説] ア:×:喉頭は6種類9つの軟骨から構成される。喉頭蓋軟骨骨、甲状軟骨、輪状軟骨の3つの軟骨に加えて、3つの対をなす軟骨(披裂軟骨、小角軟骨、楔状軟骨)で構成される。
イ:○:「呼吸数>35回/分」は、気管挿管の客観的基準のひとつである。
ウ:×:声帯の唯一の外転筋は、後輪状披裂筋である。
エ:×:上喉頭神経は迷走神経の分枝ではあるが、反回神経の分枝ではない。内外の2枝に分かれ外枝は主として運動性、内枝は知覚性である。
オ:○:巨舌は気道管理を困難にする。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p48-56

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック