胸部手術で DLT 挿管に際してビデオ喉頭鏡 vs マッキントッシュ喉頭鏡:系統的レビューとメタ分析

・ダブルルーメンチューブ挿管は、単腔気管挿管よりも困難である。ビデオ喉頭鏡は気道管理において多くの利点を有する。しかし、ダブルルーメン挿管のためのビデオ喉頭鏡の利点は、伝統的なマッキントッシュ喉頭鏡と比較して議論の余地がある。本研究では、MEDLINE、Embase、Cochrane Library、Web of Science からダブルルーメンチューブ挿管のためにビデオ喉頭鏡とマッキントッシュ喉頭鏡を比較した無作為化比較試験を検索した。

・著者らは、ビデオ喉頭鏡の方が、マッキントッシュの喉頭鏡検査と比較して、ダブルルーメンチューブ挿管の初回試行において高い成功率、そのオッズ比(95%CI)は 2.77(1.92-4.00)(12 件の研究、1215 人の患者、エビデンスの質は中等度、p<0.00001)、ならびに、ダブルルーメンチューブ挿管時の口腔、粘膜、歯牙損傷の低い発生率(95%CI)、オッズ比 0.36(0.15-0.85)(11 件の研究、1145 例の患者、エビデンスの質は低い、p=0.02)、術後の咽喉頭痛、オッズ比(95%CI) 0.54(0.36-0.81)(7 件の研究、561 例の患者、エビデンスの質は中等度、p=0.003)を提供することを見出した。挿管時間、標準化平均差(95%CI)は -0.10(-0.62~0.42)、(14 件の研究、1310 人の患者、エビデンスの質は非常に低い、p=0.71)、術後声の変化の発生率、オッズ比(95%CI) 0.53(0.21-1.31)(7 件の研究、535 例の患者、エビデンスの質は低い、p=0.17)に有意差はなかった。

・ビデオ喉頭鏡は、ダブルルーメンチューブの留置位置異常の発生頻度が高くなり、オッズ比(95%CI)は 2.23(1.10-4.52)(6 件の研究、487 人の患者、エビデンスの質は中等度、p=0.03)であった。

[!]:DLT 挿管において、ビデオ喉頭鏡は、挿管成功率は上がるが、位置異常が多くなると。
【出典】
Videolaryngoscopy vs. Macintosh laryngoscopy for double-lumen tube intubation in thoracic surgery: a systematic review and meta-analysis.
Anaesthesia. 2018 Feb 6. doi: 10.1111/anae.14226. [Epub ahead of print]

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