長時間腹部手術で、BIS モニターと加温併用デスフルラン麻酔後の手術室での早期術後回復:無作為化比較

・本研究は、長時間腹部手術を受ける患者で、BIS モニターと加温を併用したデスフルラン麻酔(DES)の使用が、麻酔制御手術室時間(ACT)の短縮に有効かどうかを調査することを目的とした。

・3 ~ 5時間かかると予想される腹部手術を受ける、年齢 40 歳以上の 70 人の患者を、DES 群(n=35)か、または対照群(n=35)に無作為に割り付けた。DES 群の患者はデスフルラン麻酔で維持し、BIS モニタリングと加温を受けた。対照群の患者は、維持にデスフルランではない麻酔が行われ、BIS モニタリングと加温の使用は必須ではなく、麻酔担当者によって決定された。早期術後回復時間が記録された。

・抜管までの時間(8.8±8.5 vs 14.7±13.7 分、P=0.035)、開眼(8.4±8.6 vs 14.4±13.4 分、P=0.028)は、従命(8.2±8.5 vs 14.4±13.0 分、P=0.022)、ACT(23.8±11.4 vs 32.7±15.4 分、P=0.009)は、対照群よりも DES 群の方が有意に短かった。麻酔回復室(PACU)の在室期間、遅延抜管の発生率、外科医と麻酔科医の満足度は、2 群で同様であった。また、多変量線形回帰の結果は、若く、女性で、BMI が低く、DES でない麻酔を受けた患者は、遅延抜管をきたすことを示した。

・BIS モニターと加温を併用したデスフルラン麻酔は、長時間腹部手術の術後早期回復に関連している。

[!]:デスフルランだけでも有意差は出るかもしれないが、BS モニターと加温を併用すればさらに有効だろう。しかし、10 分も違わない。

【出典】
Early postoperative recovery in operating room after desflurane anesthesia combined with Bispectral index (BIS) monitoring and warming in lengthy abdominal surgery: a randomized controlled study
BMC Anesthesiology 2018 18 : 110

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