ビデオ喉頭鏡を用いた急速気管挿管に及ぼす低用量ロクロニウムの効果:無作為化二重盲式対照研究

・本研究の目的は、ビデオ喉頭鏡を用いた急速気管挿管時の低用量ロクロニウムの臨床効果を調査することであった。

・耳鼻科手術を受ける患者 98 例を、無作為に以下の 2 群に分けた:L 群ではロクロニウムを 0.3mg/kg(n=49)、C 群ではロクロニウム 0.6mg/kg (n=49)を用いた。ロクロニウム投与 60 秒後に、ビデオ喉頭鏡を用いて気管挿管を行った。全体的な挿管条件は、喉頭鏡検査条件、声帯の位置、挿管反応を含む具体的条件とともに評価した。Cormack-Lehane グレード、初回試行成功率、挿管時間を含めて挿管プロファイルも評価した。

・全体の挿管条件は、L 群と C 群との間で有意差を示した(P=003)。気管挿管後の激しい反応の発生率は C 群(P=0.022)よりも L 群で高かったが、喉頭鏡検査条件と声帯位置は 2 群間で同等であった(P=.145 と 0.070)。挿管プロファイルは 2 群間で差を示さなかった。手術中の追加のロクロニウム投与の頻度と量も同様であった。

・低用量ロクロニウムは、急速気管挿管に際してロクロニウムの従来用量と比較して、全体的な挿管条件を有意に悪化させた。しかし、ビデオ喉頭鏡を使用する場合、臨床的に許容される喉頭筋弛緩を提供する可能性がある。

[!]:ロクロニウムを 0.3mg/kg しか使用しないのなら、挿管までにもっと時間を置かなくてはいけない。経験的には 3 分。かつセボフルラン呼気濃度を 3% にする(「3-3-3 法」)、

【出典】
The effect of low-dose rocuronium on rapid tracheal intubation using a video laryngoscope: A randomized double blind controlled study.
Medicine (Baltimore). 2018 Jun;97(22):e10921. doi: 10.1097/MD.0000000000010921.

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