超音波ガイド下腕神経叢ブロックにおける補助薬としてのデキサメタゾンとブプレノルフィンの比較

デキサメタゾン4.png・回復を促進し、早期の歩行を容易にするために、整形外科手術に際して有効な術後鎮痛が不可欠である。術後鎮痛を提供するために、末梢神経ブロックで局所麻酔剤に対する補助薬として種々の添加剤が使用されてきた。本研究の目的は、超音波ガイド下腕神経叢ブロックの補助薬として投与された場合、ブプレノルフィンおよびデキサメタゾンとで術後鎮痛の持続時間を比較することである。

・倫理委員会の承認を得た後、上腕手術を受ける成人患者 60 名を研究に登録した。彼らは 30 人ずつの 2 群に無作為化した。D 群には、アドレナリンを含む 2% リグノカイン 10ml と 0.5% ブピバカイン 15ml、補助薬としてデキサメタゾン 4mg を超音波ガイド下鎖骨上ブロックで投与した。B 群には、補助薬としてブプレノルフィン 0.3mg を同量投与した。術後鎮痛の持続期間と、もしあれば有害事象の発生率を記録した。

・両群は、人口統計、知覚・運動遮断の発現時間において同等であった。術後鎮痛の持続時間は、ブプレノルフィン群では 17.4±3.4 時間であり、デキサメタゾン群では 18±3.49 時間であった。いずれの患者も重大な副作用を認めなかった。

・神経周囲に投与されるブプレノルフィンおよびデキサメタゾンの単回用量は、上肢手術に際して有意な術後鎮痛を提供し得る。

[!]:ブプレノルフィンとデキサメタゾンを併用するとどうなるのかな。どちらも安価な薬なので、費用対効果は高そうだな。
デキサート注射液3.3mg 88円/管
ブプレノルフィン注0.2mg 76.0円 (0.2mg1管)

【出典】
Comparison of Dexamethasone and Buprenorphine as Adjuvant in Ultrasound-guided Brachial Plexus Blocks: A Randomized Controlled Trial.
Anesth Essays Res. 2018 Jan-Mar;12(1):176-179. doi: 10.4103/aer.AER_129_17.

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