内科 ICU におけるスタチンとそのせん妄との関連

・研究の目的は、内科 ICU に入室した入院患者で、スタチンの使用とせん妄のリスクとの関連を検討することであった。

・米国、コネティカット州、ハートフォードのハートフォード病院で 2012 年 9 月 1 日から 2015 年 9 月 30 日まで、発生率を伴う後ろ向き傾向一致のコホート分析である。合計 10,216 回の内科 ICU へ入室した初期入院患者集団を、 Confusion Assessment Method を用いてせん妄についてスクリーニングした。除外後、6,664 人を使用して、スタチン服用者とスタチン非服用者を相応させた。傾向が一致したコホートにより、スタチンを使用しない対照患者と 1:1 で対応させたスタチンを投与された患者 1475 人の患者サンプルが得られた。

・Confusion Assessment Method 陽性と定義されたせん妄を主要評価項目とした。せん妄の有病率は、傾向スコアを一致させないコホートで 22.3%、傾向一致コホートで 22.8% であった。スタチンの使用は、せん妄のリスクの有意な減少と関連していた(オッズ比 0.47,95%CI 0.38-0.56)。使用したスタチンの種類を考慮すると、アトルバスタチン(0.51; 0.41-0.64)、プラバスタチン(0.40; 0.28-0.58)、シンバスタチン(0.33; 0.21-0.52)は全て、せん妄の頻度減少と有意に関連していた。

・スタチンの使用は、入院患者におけるせん妄のリスクの低下と独立して関連していた。使用されるスタチンの種類を考慮すると、この減少は、アトルバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチンを使用する患者において有意であった。せん妄になりやすい入院患者で、様々な種類のスタチンについての無作為化試験によって、せん妄保護における使用の有効性を立証する必要がある。

[!]:ICU 患者で、スタチンの使用はせん妄に対して保護的に作用するようだ。

【出典】
Statin and Its Association With Delirium in the Medical ICU.
Crit Care Med. 2017 Sep;45(9):1515-1522. doi: 10.1097/CCM.0000000000002530.

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