全膝関節形成術における異なる鎮痛治療の有効性の比較:ネットワークメタ分析

・全膝関節形成術(TKA)後の激しい痛みは、多くの患者に苦痛をもたらし、入院期間を長期化し、費用の増加を招く。本研究は、複数の公開された無作為化比較試験に基づくネットワークメタ分析を通して、TKA の術後鎮痛に及ぼすいくつかの臨床的治療の相対的有効性を評価するために考案された。

・Embassy と PubMed を用いて、創始から 2016 年までこのネットワークメタ分析を実施した。評価項目として、疼痛スコア、モルヒネ消費量(mg)、入院期間(日)を選択した。

・本ネットワークメタ分析には、3501 人の患者を対象とした合計 58 件の研究が含まれた。患者管理硬膜外鎮痛+大腿神経ブロック(FNB)および坐骨神経ブロックを除いて、全ての治療は、6~8 時間で疼痛スコアがプラセボより有意に優れていた。24 時間の疼痛スコアの点で、持続大腿神経ブロック(cFNB)単独、関節周囲浸潤、関節周囲浸潤+FNB、単回投与 FNB、坐骨神経ブロック+FNB は、対照群よりも優れた成績を示した。術後 48 時間の疼痛スコアにおいては、cFNB 単独と関節内浸潤が、対照群よりも優れた結果であった[標準平均差= -0.68、95%信頼区間(CrIs)= 1.03~-0.33、標準平均差= -0.53、95%CrIs = -1.07 -0.01]。手術後 2 日目のモルヒネ消費量に関しては、cFNB 単独が良好な結果を示した(平均差= -12.95、95%CrIs= -19.70 -6.53)。

・痛みスコアとモルヒネ消費量の両方を考慮すると、cFNB は、TKA を受ける患者で、最も効果的である可能性のある術後治療であった。

[!]:TKA 後の術後鎮痛には、持続大腿神経ブロックが最も良さそうだと。

【出典】
Comparison of the Efficacy of Different Analgesia Treatments for Total Knee Arthroplasty: A Network Meta-Analysis.
Clin J Pain. 2018 Nov;34(11):1047-1060. doi: 10.1097/AJP.0000000000000631.

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