小児臍下外科手術におけるケタミンの有無による仙骨ブピバカインの術後鎮痛効果の比較

ケタミン5.png・小児の術後疼痛の管理と評価は、彼らが効果的に不快感を伝えることができないため、しばしば困難な作業である。仙骨麻酔は、術後鎮痛を提供する優れた手段である。本研究では、臍下外科手術を受ける小児で、仙骨に、ブピバカイン±ケタミンを投与した場合の術後鎮痛効果を比較した。

・臍下外科手術を受ける両性の、ASA I/II の 58 人の患児は、各群 29 人から成る B 群と BK 群の 2 群に無作為に割り振られた。B 群には 0.25% ブピバカイン 0.75ml/kg を投与し、BK 群には 0.25% ブピバカイン0.75ml/kg +ケタミン 0.5mg/kg を投与した。標準化麻酔プロトコルが使用された。術後鎮痛の期間、運動ブロック、鎮静スコア、循環動態パラメータを評価した。統計的分析は、Mann-Whitney U 検定、独立標本 t 検定およびカイ二乗検定を用いて行った。

・血行動態パラメータと運動ブロックは、群間で同等であった。 BK 群の方が B 群に比較して鎮痛期間が延長された(11.3±2.2 vs 7.0±2.3 時間、p<0.001)。しかし、鎮静スコアは、B 群と比較して BK 群の方が高かった(P<0.001)。

・仙骨ブロックにおけるブピバカインの補助薬としてのケタミンは、術後鎮痛の有意な延長と関連している。

[!]:小児の仙骨麻酔にケタミンを添加すると、鎮痛時間が延長すると。

【出典】
Comparison of postoperative analgesic effect of caudal bupivacaine with and without ketamine in Pediatric subumbilical surgeriesComparison of postoperative analgesic effect of caudal bupivacaine with and without ketamine in Pediatric subumbilical surgeries
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2018;34:324-7

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