帝王切開後 24 時間以内の疼痛緩和のための異なるスフェンタニル+トラマドール併用の比較

・帝王切開後の疼痛管理は、母体と新生児にとって重要である。本研究は、術後疼痛管理のために異なるスフェンタニル+トラマドール併用を使用して、静脈内患者管理鎮痛(iv-PCA)に伴う鎮痛効果と有害事象の発生率を比較した。

・2013 年 9 月から 2017 年 3 月まで脊柱管麻酔下で帝王切開を予定し、iv-PCA を受けた分娩患者(n=5,794)を後ろ向きに分析した。ST1(n=1,347)、ST2(n=2,401)、ST3(n=2,046)の 3 群に分けられた。手術後 24 時間以内の鎮痛効果、全薬物消費および副作用の発生率を 3 群間で比較した。ST1、ST2.、ST3 群のレジメンは以下:
ST1:スフェンタニル 1μg/mL + トラマドール 1.4 mg/mL を生食で 150ml に希釈。
ST2:スフェンタニル 1μg/mL + トラマドール 2 mg/mL を生食で 150ml に希釈。
ST3:スフェンタニル 1.3μg/mL +トラマドール 4mg/mL を生食で 150ml に希釈。

・ST3 群は、安静時と体動時に手術後 24 時間の全時点で、他 2 群よりも視覚アナログ尺度疼痛スコアが低かった(P<0.01、Bonferroni 補正)。 ST3 群に投与されたスフェンタニル投与量は、手術後 24 時間以内に他群に投与された投与量よりも少なく、トラマドール投与量は多かった(P<0.01、Bonferroni 補正)。さらに、全患者は、ラムゼイ鎮静尺度で 2 点であった。掻痒や呼吸抑制などの副作用はいずれの群でも認められなかった。悪心/嘔吐、腹部膨満、めまいの発生率に有意差は認められなかった(P>0.05)。

・術後疼痛の視覚的アナログ尺度スコアは、iv-PCA 中に投与されたスフェンタニルとトラマドールの濃度が、手術後 24 時間にわたって適度に増加するにつれて減少した。この鎮痛戦略は、副作用の発生率を増加させることなく、総スフェンタニル必要量を有意に減少させた。

[!]:主に弱オピオイドの濃度を増やすことによって VAS の改善が得られたようだ。

【出典】
Comparison of different sufentanil?tramadol combinations for pain relief within the first 24 hours after cesarean section: a retrospective study
Journal of Pain Research Published 23 October 2018 Volume 2018:11 Pages 2445?2451

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