脊髄硬膜外併用麻酔下帝王切開を受けた女性でアミノフィリン前投与が硬膜穿刺後頭痛発症に及ぼす効果

・研究の目的は、脊髄硬膜外併用麻酔(CSEA)下に帝王切開を受けた女性で、アミノフィリン前投与が硬膜穿刺後頭痛(PDPH)の発症に及ぼす影響を調査することであった。

・この試験は、CSEA 下に待機的帝王切開を受ける女性を参加させ、無作為に 2 群に分けた。新生児分娩直後の 30 分間、A 群にはアミノフィリン 250mg を静脈内投与し、B 群には等量の生食を投与した。人口統計学的データ、手術時間、術中出血量、術中輸血量、手術後 7 日間の PDPH の発生を記録した。アミノフィリン投与後 24 時間以内に A 群で患者と新生児に過敏症、痙攣、不整脈などの副作用が記録された。

・年齢 24~38 歳(妊娠週数、38~42週)の合計 120 人の患者を無作為に 2 群(n=60)に割り振った。A 群における PDPH の発生率は、C 群よりも有意に低かった(2/58人(3.4%) vs 10/58人(17.2%))。A 群でアミノフィリン投与後 24 時間以内に関連する副作用はなかった。

・アミノフィリン 250mg の術中静脈内注入は副作用のなく、CSEA 下帝王切開後の PDPH の発生率を低下させた。

[!]:硬膜穿刺後頭痛の予防にアミノフィリンが有効か。硬膜穿刺後頭痛には、カフェイン、テオフィリンが有効とされている。アミノフィリンはテオフィリン 2 分子とエチレンジアミンの塩であり、体内ではテオフィリンとして存在する。

【出典】
Effect of pre-administration with aminophylline on the occurrence of post-dural puncture headache in women undergoing caesarean section by combined spinal-epidural anaesthesia.
J Int Med Res. 2018 Oct 1:300060518803231. doi: 10.1177/0300060518803231. [Epub ahead of print]

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