帝王切開後の無症候性硬膜下血腫:症例報告

・偶発的硬膜穿刺(ADP)後の硬膜下血腫(SDH)はまれであるが、致命的となる可能性がある。著者らは、脊椎硬膜外併用麻酔後に頭痛のない SDH を発症した患者を経験した。

・未破裂脳動脈瘤を有する年齢 41 歳の妊娠女性が、帝王切開分娩を予定されていた。硬膜外穿刺中に脳脊髄液漏出が確認され、再穿刺後にカテーテルが留置された。切開部痛を除いて術後経過は正常であった。患者は術後 2 日目に軽度の頸部硬直を訴えた。術後 4 日目に頭蓋内に問題がないことを確認するために磁気共鳴映像法(MRI)を実施し、両側硬膜下血腫を認めた。術後第 9 病日に CT 上に血腫増大が認められた。硬膜外血液パッチを実施した。 CT 画像では術後 11 日目に血腫縮小が確認され、退院した。患者は追加症状を発症していない。

・著者らは、顕著な頭痛のない SDH を発症した患者を経験した。患者が頭痛を訴えていなくても、脳画像検査を行う方が良いかもしれない。

[!]:硬膜穿刺後の硬膜下血腫の症例って意外とあるのかも。やっぱりシングルショットの脊椎麻酔だけでいいよね。

【出典】
Subdural hematoma after cesarean delivery without symptoms: a case report.
JA Clin Rep. 2018;4(1):18. doi: 10.1186/s40981-018-0151-8. Epub 2018 Feb 20.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック