主要な腹部と婦人科癌手術後の術後鎮痛のためのプログラム化間欠的硬膜外ボーラス vs 持続硬膜外注入

・持続硬膜外注入(CEI)は、硬膜外注入のための標準的な適用例である。新しい方法としてのプログラムされた間欠的硬膜外ボーラス(PIEB)法は、産科鎮痛における局所麻酔(LA)消費量低下と鎮痛改善を示した。本研究の目標は、主要な腹部癌手術で PIEB vs CEI[患者管理ボーラス(PCEA)と併用した]の LA 消費量と疼痛スコア点数に及ぼす効果を評価することであった。

・倫理的承認の後、全身麻酔下で主要腹部手術術を予定された患者を、0.2% ロピバカイン 6mL/時の PIEB モードか、または 6mL/時の CEI モードのいずれかを受けるように無作為化した。両群とも 4mL ボーラスで設定した PCEA モードを併用した。術後 2 日目の夕刻までの LA の消費量と疼痛スコアを記録した。

・84 件のデータセットを分析した(CEI:n=40、PIEB:n=44)。主要評価項目に関して、2 日目までの累積 LA PCEA ボーラス容量(中央値(25~75パーセンタイル)は、PIEB 群 10mL(2-28mL) vs CEI、28mL(12~64mL)、)、p=0.002]であった。全体的に、LA 消費量は PIEB 群の方が CEI 群よりも有意に少なかった(PIEB:321mL(291~341mL) vs CEI:350mL(327~381mL)、p=0.003)。疼痛スコアは、各時点で同等であった。

・本研究は、PIEB 群では PCEA ボーラスの必要性の減少を示している。モルヒネ消費量、疼痛スコア、他の副次評価項目パラメータに関して臨床的に関連する利益はなかった。

[!]:持続硬麻単独では次第に効果範囲が狭くなってくるので、間欠的にボーラス投与して効果範囲を広げてやるのが狙いのようだが、それほどのメリットはないという事か。

【出典】
Programmed intermittent epidural bolus versus continuous epidural infusion for postoperative analgesia after major abdominal and gynecological cancer surgery: a randomized, triple-blinded clinical trial.
BMC Anesthesiol. 2018 Oct 30;18(1):154. doi: 10.1186/s12871-018-0613-6.

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