チャネル付きビデオ喉頭鏡ブレード vs チャネル無しビデオ喉頭鏡ブレードによる気管挿管

・ビデオ喉頭鏡は、チャネル付きブレードか、チャネル無しブレードのいずれかを装着することができ、性能と挿管成功率が異なる可能性がある。著者らは、市販の KingVision ビデオ喉頭鏡の 2 種類の異なるブレードの特性を調べた。

・三次病院の泌尿器科手術室での前向き無作為化単施設調査研究で、気管挿管を伴う全身麻酔下に待機的泌尿器手術を受ける成人患者 50 人は、無作為に 1 群(チャネル付きビデオ喉頭用、n=20)か、2 群(チャネルなしビデオ喉頭鏡、n=20)かに割り当てられた。著者らは、喉頭鏡挿入から声門確認までの時間と、気管挿管終了までの時間を測定した。喉頭鏡検査/挿管の試行数と、視覚的声門露出度を 0(声門は見えない)から 10(声門が完全に見える)までの視覚アナログスケールで評価した。気道管理中の最低 SpO2 値が記録された。

・2 群間に生体測定データに統計学的有意差はなかった。喉頭鏡挿入から声門確認までの時間は、チャネルなしで 5(4-8)秒であったのに比較して、チャネル付きでは 11(7-14)秒(中央値と範囲、p=0.01)であった。挿管所要時間は、チャネル付きブレードの方が短かった:17(12-27)秒 vs 29(25-51)秒(中央値と範囲; p<0.01)。喉頭鏡検査/挿管試行数、声門視認性の程度、挿管困難度は変わらなかった。最低 SpO2 は、両群で 98% であった。

・チャネル付きブレードを使用した方が、喉頭鏡検査による声門確認時間は長くなり、気道確保のための合計時間は短かった。

[!]:チューブガイド付きのビデオ喉頭鏡の方が、声門確認には時間がかかるが、挿管終了までの時間は短くて済むと。

【出典】
Tracheal intubation with channeled vs. non-channeled videolaryngoscope blades.
Rom J Anaesth Intensive Care. 2018 Oct;25(2):97-101. doi: 10.21454/rjaic.7518.252.sch.

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