英国の帝王切開における迅速導入の実態調査

・前酸素化と喉頭鏡検査のより新しい方法と、挿管困難管理に関する産科ガイドラインの観点から、本著者らは、英国における帝王切開に際しての迅速導入の現行診療を評価することを目的とした。

・2017 年に、英国で帝王切開施設を有する全 158 病院に 316 枚のアンケート調査を送付した。各病院では、1 枚のアンケートは産科麻酔コンサルタントの指導者が、もう 1 枚は麻酔科研修医が回答した。コンサルタントと研修生の反応の差は、勤務場所に関係なく、カイ二乗法とフィッシャーの正確確率検定を用いて全データについて比較された。

・全回答率は 57%、産科麻酔コンサルタントから 98 枚(54%)、研修生から 82 枚(45.6%)であった。前酸素化の好ましい体位は頭高位(57%)とランプ体位(56%)であった。回答者の半分以下(43%)は、外科医が手洗いを終えるまで、前酸素化を行った。輪状軟骨圧迫はほとんど全回答者(98%)が使用した。サイオペントン(67%)が最も一般的に選択された麻酔導入剤であり、ほとんどの回答者(82%)がプロポフォール使用への変更を支持した。スキサメソニウム(92%)が選択された筋弛緩薬であったが、半数以上の回答者(52%)がロクロニウムへの変更を支持した。挿管に失敗した場合、レスキュー声門上気道器具は i-gel(65%)であった。

・今回の調査で、英国の産科における帝王切開に際しての迅速導入の実態に大きな多様性があることが示された。

[!]:英国では今でもチオペンタールとサクシニルコリンを使用している麻酔科医が多いんだな。

【出典】
A survey of practice of rapid sequence induction for caesarean section in England.
Int J Obstet Anesth. 2018 Nov;36:3-10. doi: 10.1016/j.ijoa.2018.05.008. Epub 2018 Jun 1.

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