脊髄手術を受ける患者における仰臥位から腹臥位への体位変換に伴う低血圧の予測因子

・全身麻酔中の体位変換は低血圧を引き起こす可能性がある。この後ろ向き研究の目的は、脊髄手術患者の仰臥位から??腹臥位への体位変換に伴う低血圧の予測因子を調査することであった。

・待機的脊髄手術を受ける 179 人の患者から、人口統計、現在の投薬、合併症、術中平均動脈圧(MAP)、心拍数、脈圧変動、一回換気量、最高吸気圧、プロポフォールとレミフェンタニル効果部位濃度についてのデータを収集した。仰臥位から腹臥位への体位変換に関連する低血圧は、体位変換中の MAP の 20% 超の減少として定義された。

・仰臥位から??腹臥位への体位変換に伴う低血圧が 16 例(8.9%)の患者で認められた。レミフェンタニルの効果部位濃度の中央値(四分位範囲)(5.3[4.0~8.5] vs 4.0[3.1~4.0]ng/mL、P<0.001)、MAP(95.0[86.0~103.5]vs 80.0[70.0~84.0]mmHg、P=0.014)、仰臥位での最大吸気圧(16.5[15.0?18.5]vs 15.0[14.0?17.0]hPa、P=0.040)、腹臥位での脈圧変動(12.0[9.0~16.4] vs 9.0[7.0~12.0]%、P=0.019)は、低血圧群で有意に高かった。多変量ロジスティック回帰分析では、レミフェンタニルの効果部位濃度(オッズ比[95%信頼区間]、2.12[1.51-2.96]、P<0.001)、βブロッカーの術前使用(7.64[1.21-48.36]、P=0.031)、仰臥位の MAP(1.04[1.00-1.07]、P=0.033)は、仰臥位から??腹臥位への体位変換に伴う低血圧の独立予測因子であった。

・レミフェンタニル効果部位濃度増加、術前βブロッカーの使用、仰臥位での高 MAP は、脊髄手術患者の仰臥位から腹臥位への体位変換に伴う低血圧の予測因子であった。

[!]:脊椎手術の際の仰臥位から腹臥位への体返還に伴う低血圧の予測因子は、レミフェンタニル効果部位濃度増加、術前βブロッカーの使用、仰臥位での兵器動脈圧高値であると。

【出典】
Predictive Factors for Hypotension Associated With Supine-to-Prone Positional Change in Patients Undergoing Spine Surgery.
J Neurosurg Anesthesiol. 2018 Nov 20. doi: 10.1097/ANA.0000000000000565. [Epub ahead of print]

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