腰椎手術を受ける患者でデスフルランの回復経過に及ぼすバイスペクトル指数と呼気終末麻酔薬濃度の比較

・麻酔深度を監視し、回復を確実にするために、いくつかの技術が時間とともに進化してきた。本無作為化二重盲式試験は、胸腰椎手術を受ける患者の回復特性に及ぼすバイスペクトル指数(BIS)または呼気終末麻酔濃度(ETAC)モニタリングを比較するために計画された。

・両性の ASA-PS I-II の患者 70 人は、B 群(BIS をガイドとしたプロトコル)か、E 群 (ETAC をガイドとしたプロトコル)、または S 群(標準プロトコル)に無作為化された。静脈内導入後、O2/N2O(50:50)混合気にデスフルランで麻酔を維持した。BIS 群、ETAC 群、標準群で、吸入した呼気終末デスフルラン濃度は、BIS を 45~55、年齢補正 MAC 0.8~1.0、血行動態パラメータ 20% 以内を達成するように変化させた。麻酔薬中止から開眼までの時間(覚醒時間、主要評価項目)、抜管までの時間、名前想起までの時間を記録した。嘔気嘔吐の発生率、鎮痛剤消費量を 24 時間記録した。

・ETAC(5.1±1.53 分)と BIS(5.0±2.12 分)ガイド群の覚醒時間(平均±SD)は、標準群(7.5±2.90 分)よりも有意に短かった。ETAC(6.3±2.22 分)と BIS ガイド群(6.5±1.78 分)における抜管時間は、標準群(9.0±3.20 分)よりも有意に短かった(P<0.001)。ファーストトラックスコア>12 点を達成する時間は、BIS ガイド群の方が有意に短かかった(13.12±2.59 分)。

・早期回復を達成する上で、ETAC ガイド麻酔は BIS ガイド麻酔に匹敵する。

[!]:BIS をモニターしても、呼気終末麻酔ガス濃度をモニターしても、いずれも同様に早期回復を得られると。

【出典】
Comparison of bispectral index and end-tidal anaesthetic concentration monitoring on recovery profile of desflurane in patients undergoing lumbar spine surgery.
Indian J Anaesth. 2018 Jul;62(7):516-523. doi: 10.4103/ija.IJA_172_18.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック