肥満指数および腹部皮下脂肪厚の増加は、妊婦の皮膚硬膜外間距離の増加と関連している

・肥満指数は、脂肪組織の分布を示さない。中枢肥満は、皮下脂肪厚の超音波測定を用いて測定できる可能性がある。本研究は、腹部皮下脂肪厚の測定値が、分娩時の皮膚硬膜外腔間距離と相関するかどうかを判定し、これを肥満指数と比較した。

・著者らは、皮下脂肪厚と妊婦転帰との関係を評価した、単施設前向きコホート研究への参加者のサブセットを分析した。定期的な胎児奇形スキャン中に腹部皮下脂肪厚の測定値が得られた。硬膜外腔または脊髄硬膜外鎮痛を受けた患者では、皮膚硬膜外腔間距離を取得した。線形回帰を使用して、皮下脂肪厚と肥満指数のいずれが皮膚硬膜外腔間距離とより強く関連するかを調査し、関連強度を検証し、調整 R2 値を計算した。

・463 人の女性の肥満指数の中央値(IQR)は 25.0kg/m2(21.8-29.3)で、皮下脂肪厚は 16.2mm(13.0-21.0)であった。皮膚硬膜外腔間距離の中央値(IQR)は 5.0cm(4.5~6.0)であった。両パラメータは。いずれも皮膚硬膜外腔間距離と有意に相関していた(それぞれ、r=0.53 と 0.68、P<0.001)。皮下脂肪厚の調整線形回帰係数(95%CI)は 0.09(0.08-0.11)、R2=0.30 であり、肥満指数については 0.12(0.11-0.13)、R2=0.47 であった。

・肥満指数の方が皮下脂肪厚よりも分娩時の皮膚硬膜外腔距離との関係が強く、皮膚硬膜外腔間距離変動の 47% が説明された。

[!]:妊婦の皮膚から硬膜外腔までの距離は、腹部皮下脂肪厚よりも、肥満指数の方が相関が高いようだ。背中側の皮下脂肪は腹部皮下脂肪厚とは相関しないということだろう。BMI に 'booking' が付いているのだが、「妊娠して医療機関を受診した時の」という意味なのかな?

【出典】
Increasing body mass index and abdominal subcutaneous fat thickness are associated with increased skin-to-epidural space distance in pregnant women.
Int J Obstet Anesth. 2018 Oct 19. pii: S0959-289X(18)30344-3. doi: 10.1016/j.ijoa.2018.10.005. [Epub ahead of print]

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック