■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2018/12/11




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (d______) (b____) : 指ブロック

(2) (i_______) (m_________) : 観血的モニター/侵襲的モニター

(3) (_________y) : 重量モル浸透圧濃度(Osm/kg・H2O)

(4) (a____________) : 鎮痙薬/抗痙攣薬

(5) (v__________) (f______) : 心室不全


[解答]
(1)digital block(2)invasive monitoring
(3)osmolality(4)antispasmodic
(5)ventricular failure


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(麻酔) 笑気の吸収・排泄に関係があるのはどれか。

ア: 濃度効果(concentration effect)

イ: 二次ガス効果(second gas effect)

ウ: 拡散性低酸素症(diffiusion hypoxia)

エ: 体内閉鎖腔(closed air cavity)の膨張

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[解説] 肺胞内濃度を吸入ガス濃度に早く近づけるには、吸入濃度を高くするほど効果がある。この効果を濃度効果という。高濃度で用いる笑気(亜酸化窒素)のような麻酔薬では強い効果がある。
ア:○ 数%で用いる揮発性吸入麻酔薬に比べ、数十%で用いる笑気は濃度効果が強い。
イ:× 冠動脈盗血現象とは、イソフルランの冠動脈拡張作用により狭窄部への血流がさらに減少する現象。
ウ:○ 笑気による拡散性低酸素症防止のため、笑気麻酔終了後に、100%酸素の吸入が必要である。
エ:○ 二次ガス効果とは、笑気と吸入麻酔薬(二次ガス)を併用した場合、二次ガスを単独で用いるときより導入が速くなる現象。
オ:○ 笑気により体内閉鎖腔が膨張されるため、イレウス、気胸などが存在する患者には禁忌である。おなじ理由により、腹腔鏡や胸腔鏡を用いた手術でも笑気は使用されない。



[正解] (ア)~(エ)のすべて [出典] 医師国家試験 65B79



【問題3】(モニター) 心電図について正しいものはどれか?

ア:高カリウム血症が高度の場合には、心電図はサイン波のようになる。

イ:心電図が低電位の場合は、鑑別診断としてアミロイドーシスを考える。

ウ:STセグメントの低下の鑑別診断として、心膜炎を考える。

エ:QRS間隔の正常範囲は0.05~0.10秒である。

オ:心電図が正常であっても、重篤な冠動脈疾患の可能性を除外できない。


[解説] ア:○:高カリウム血症では幅の広いQRSや、先鋭T波が認められ、高度の場合には、心電図はサイン波のようになる。
イ:○:心電図が低電位の場合は、鑑別診断として慢性閉塞性肺疾患、甲状腺機能低下症、心嚢液貯留、全身の浮腫、アミロイドーシス、虚血性心筋症、肥満を考える。
ウ:×:STセグメントの上昇の鑑別診断として、急性心筋梗塞、心膜炎、高カリウム血症、高カルシウム血症、左室肥大、左脚ブロック、Burugada症候群を考える。
エ:○:PR間隔の正常範囲は0.12~0.20秒、QRS間隔の正常範囲は0.05~0.10秒である。QTcの正常範囲は男性で0.44秒以下、女性で0.46秒以下である。
オ:○:心電図が正常であっても、重篤な冠動脈疾患の可能性を除外できない。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p157-163



【問題4】(肝・腎・消化管) 凝固因子のうち肝臓で産生されないのは第何因子か?
1) VIII 因子 2) VII 因子 3) VI 因子 4) IX 因子 5) V 因子

[解説] フィブリノゲン( I )、プロトロンビン( II )、 V 、 VII 、 VIII 、 IX 、 X 、 X I 、 X II 、 X III の10種類の凝固因子のうち、唯一第 VIII 因子のみが血管内皮で産生される。それ以外はすべて肝臓で産生される。もっとも半減期が短いのは VII 因子で5時間、次いで VIII 因子が12時間、フィブリノゲンと X III 因子が4~5日、それ以外は1~3日である。(組織トロンボプラスチン= III 、Ca= IV )


[正解] 1 [出典] モニタリングから何が分るかP121

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