急性虚血性脳梗塞の血管内治療における麻酔選択の転帰

・血管内治療(EVT)を受ける急性虚血性脳梗塞患者の麻酔の種類と転帰との間の関連性は、引き続き議論の対象となっている。

・本前向き無作為化比較試験には、EVT を受けた急性前脳循環梗塞患者 149 人が含まれた。主要評価項目は、3 ヵ月後の修正ランキンスケール(mRS)によって評価された機能的独立性であった。

・EVT を受けた合計 105 人(70.5%)と 44 人(29.5%)の患者が、それぞれ意識下鎮静(CS)と全身麻酔(GA)を受けた。GA を受けた患者は、CS を受けた患者と同様の人口統計および NIH 脳梗塞尺度スコア(17 vs 16、P>0.05)であった。異なるタイプの麻酔を受けた患者間で、再開通時間(304 vs 311 分、P=0.940)、再開通率(86.4% vs 84.1%、P=0.170)には差がなかった。24 時間後の NIH 脳梗塞尺度は、CS を受けた患者の方が GA を受けた患者よりも低かった(β= -2.26、95%信頼区間、-5.30~0.79)。3 ヶ月の独立性(ランキンスケール・スコア 0~2)は、GA を受けた患者と CS を受けた患者間で同等であった(オッズ比= 0.73、95%信頼区間 0.32~1.68)。死亡率と合併症率には差がなかった。

・データは、EVT 時の GA または CS の選択が、前脳循環梗塞の患者の独立性の転帰に影響を及ぼさないことを示した。

[!]:脳梗塞に対する血管内治療に際しての麻酔は全身麻酔でも意識下鎮静でも、転帰に差はないと。

【出典】
Outcomes of Anesthesia Selection in Endovascular Treatment of Acute Ischemic Stroke.
J Neurosurg Anesthesiol. 2019 Jan;31(1):43-49. doi: 10.1097/ANA.0000000000000500.

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