人工妊娠中絶中の術中出血量:麻酔薬の比較

・研究の目的は、妊娠第一期妊娠中絶に際して吸引拡張と掻爬を受ける患者に対する吸入麻酔剤 vs 非吸入性麻酔剤によって術中出血に差があるかどうかを判断することであった。

・これは、ニューヨーク市保健病院/メトロポリタンで妊娠 5 0/7~ 14 0/7 週の在胎月齢に人工妊娠中絶を受けた患者の電子カルテの施設倫理委員会承認後ろ向き診療録レビューである。2012 年 6 月から 2014 年 6 月まで人工妊娠のために吸引拡張および掻爬を受けた 138 人の患者の記録を、麻酔法と術中出血との関連について検討した。20 人の患者が吸入麻酔を受け、118 人が静脈内麻酔を受けた。出血量は施術担当婦人科医によって推定された。

・吸入麻酔薬の場合の術中平均出血量(113.6 ml)は、非吸入薬(40.2 ml)よりも有意に多かった(p=0.007)。年齢、肥満指数、妊娠期間は、群間で統計的に差がなかった。人工妊娠中絶時のメチルエルゴノビン投与回数は、吸入麻酔薬の方が高い傾向を示した。

・2 種類の麻酔法間の出血量の差は統計的に有意であった。これらの知見は、重症貧血の患者や出血リスクが高い患者、例えば、未診断の凝固障害のある患者にとって重要である可能性がある。

[!]:今更ながらだが、人工妊娠中絶に際しても、麻酔は吸入麻酔は避けた方が良いのだな~。

【出典】
Intraoperative Blood Loss during Induced Abortion: A Comparison of Anesthetics
Anesthesiology Research and Practice Volume 2018, Article ID 4051896, 5 pages

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