集中治療室におけるせん妄に影響を及ぼす手術と麻酔の要因:電子診療録の分析

・本研究の目的は、集中治療室におけるせん妄の発生に影響を及ぼす手術、麻酔、回復室に関連する要因を分析することであった。外科手術患者では、術後せん妄の発生率が高い。術後せん妄は、手術後 3 日以内に最も頻繁に起こる。

・本研究では、症例対照研究に基づく二次的データ分析を用いた。本研究では、2009 年 10 月から 2015 年 7 月まで、大学病院の電子カルテから抽出されたデータを分析した。手術後に回復室を経由して集中治療室に入室した 180 人のせん妄患者と 720 人の非せん妄対照患者を含めた。せん妄に影響を及ぼす手術と麻酔の要因を特定するために、合計 17 変数を選択し、階層ロジスティック回帰を実施した。STROBE 声明が本研究の報告に適用された。

・せん妄のリスクを高める手術、麻酔、回復関連要因は、クラス II 以上の ASA-PS リスク、持続的レミフェンタニル注入、回復室入室時点での麻酔後回復スコアが 7 点未満であった。

・患者に意識があっても、術後に患者が ICU 入室した場合、せん妄の発生に影響を及ぼす手術、麻酔の要因について評価されるべきである。

[!]:せん妄をきたす要因は、ASA リスク、持続的レミフェンタニル、低い麻酔回復スコアであると。

【出典】
Operative and Anesthetic Factors Influencing on Delirium in the Intensive Care Unit: An Analysis of Electronic Health Records.
J Clin Nurs. 2018 Dec 16. doi: 10.1111/jocn.14749. [Epub ahead of print]

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