ラリンジアルマスク挿入後の術後咽頭痛頻度低下におけるリドカイン吸入と静脈内デキサメタゾンとの比較

・ラリンジアルマスク挿入(LMA)後の術後咽頭痛(POST)の頻度は比較的高かった。リドカインは疼痛と炎症反応を軽減する可能性がある。さらに、吸入形式は、良好な分布をもたらす可能性があり、し、より良い気道鎮痛と全身効果を最小限とすることができる。研究の目的は、リドカイン吸入 1.5 mg/kg とデキサメタゾン静注 10 mg 後の LMA 挿入後咽頭痛の発生率を比較することであった。

・これは、LMA 挿入を伴う全身麻酔下で眼科手術を受けた 128 人の患者を含む、単盲式無作為化臨床試験であった。包含基準は、年亭 18~65 歳、ASA 1/2、Mallampati クラス1/2、術前咽頭痛のない患者とした。インドネシア大学研究倫理委員会の承認と説明と同意の後、全被験者を以下の 2 群に無作為に分けた:LMA 挿入の 10 分前に、リドカイン吸入群では、 2% リドカイン 1.5mg/kg(合計 6mL になるまで0.9% NaCl を追加)を吸入し、0.9%NaCl 2 mL を静注、デキサメタゾン群では、0.9%NaCl 吸入(6mL 容量)とデキサメタゾン 10mg を静脈内に投与された。術後 2 時間の POST 発生率と疼痛重症度の評価を行った。統計解析は、SPSS バージョン 21 で行った。

・リドカイン吸入群で 10.9%、デキサメタゾン群で 9.4% が術後 POST をきたした(P>0.05)。リドカイン吸入群の POST の痛みの中央値は 0(0~1)であったが、デキサメタゾン群では 0(0~3)であった。本研究では、両群に副作用は見られなかった。

・リドカイン 1.5mg/kg の吸入は、LMA 挿入後の POST の発生率と重症度を低下させる点で、静脈内デキサメタゾン 10mg に匹敵していた。

[!]:LMA 挿入時に愛護的に挿入し、カフ圧をできるだけ下げてやれば咽頭痛の発生率自体かなり低減できるように思うが。

【出典】
Comparison Between Lidocaine Inhalation and Intravenous Dexamethasone in Reducing Postoperative Sore Throat Frequency After Laryngeal Mask Insertion.
Anesth Pain Med. 2018 Aug 25;8(5):e82131. doi: 10.5812/aapm.82131. eCollection 2018 Oct.

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