大規模三次医療小児病院におけるスガマデクス投与のモニタリング

スガマデクス3.png・麻酔科医はロクロニウムとベクロニウムによって生成される筋弛緩(NMB)を拮抗するためにスガマデクスを使用する。そのメカニズムは筋弛緩薬のカプセル化である。スガマデクスの投与量は四連反応(TOF)測定で評価された NMB の深さに基づいている。

・著者らは、年齢 1 歳以上の患者の全身麻酔下手術を、ロクロニウム誘発性 NMB をスガマデクスで拮抗した場合、後ろ向きにレビューした。拮抗前後の TOF モニタリングの記録を、投与されたスガマデクスの投与量とともに記録した。麻酔担当者が NMB の拮抗前後に TOF カウントを記録した場合、または NMB の拮抗前に TOF カウント記録した場合、TOF は正しく記録されたと見なした。著者らは NMB の深さに対する推奨用量の 10% 以内であれば、適切なスガマデクス投与量であると定義した。著者らは、スタッフの教育と電子カルテシステムにリマインダーを作成した後に、このレビューを繰り返した。

・著者らは介入前分析に 100 人の患者を含め、そのうちの 30% で正しい TOF 記録がなされていた。スガマデクス投与前に TOF 評価を受けた患者のうち、40 症例中 34 症例で投与量は適切であった。介入後の分析では、75 件の症例をレビューした結果、正しい記録が 45% に改善された(P=0.024)ことが分かった。スガマデクス投与前に TOF 記録があった介入後症例のうち、スガマデクス投与は 62 人の患者で適切であった。

・TOF 記録は介入前は低く(30%)、介入後は 45% とわずかしか改善されなかったため、追加介入が必要であることが示唆された。介入前であっても、TOF 記録の有無にかかわらず、スガマデクス投与量は一般的に推奨量と一致していた。

[!]:添付書に記載されているルールに従って投与したという事を記録に残すのは自分を守るためにもいいことだね。

【出典】
Monitoring of Sugammadex Dosing at a Large Tertiary Care Pediatric Hospital.
Pediatr Qual Saf. 2018 Oct 9;3(5):e113. doi: 10.1097/pq9.0000000000000113. eCollection 2018 Sep-Oct.

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