麻酔科勤務医のお勉強日記

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zoom RSS 機能的内視鏡下副鼻腔手術における低血圧麻酔中の脳酸素飽和度の評価

<<   作成日時 : 2019/01/10 08:28   >>

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・内視鏡下副鼻腔手術における人為的低血圧麻酔は、きれいな手術野を提供するであろう。脳酸素飽和度(ScO2)は内視鏡下副鼻腔手術患者において重要であり、人為的低血圧中は低下するかもしれない。本研究の目的はこれらの患者の ScO2 を評価することであった。

・この観察研究では、低血圧麻酔を用いた内視鏡下副鼻腔手術を受けた 41 人の患者が研究に登録され、全患者が同じ麻酔薬、人為的低血圧のためにニトログリセリンを投与された。術前、麻酔導入後 5 分、人為的低血後 30 分ごとに変数を測定した。ScO2 評価には近赤外分光法を用いた。術中、平均動脈圧(MAP)は 55〜60 mmHg に維持された。t 検定、Wilcoxon、反復測定分散分析(ANOVA)を使用した。著者らは、呼気終末二酸化炭素(ETCO2)/MAP と ScO2 との間の時系列データの相互相関関数を調べた。

・術中 ScO2 の平均はベースライン評価と有意差がなかった(P>0.05)。ETCO2 は現在の ScO2 と相互相関していた[r:0.618、信頼区間(CI)95%:0.46-0.78]。著者らは、MAP と現在の ScO2 との間に中程度の相互相関を見出した(r:0.728、CI 95%:0.56-0.88)。患者の約 92% が 30 分以内に回復した。回復時間は術中 MAP(P:0.004、r:0.438)、術中 ETCO2(P:0.003、r:0.450)、ScO2(P:0.026、r:0.348)と関連していた。

・著者らの調査結果に基づいて、ScO2 の評価と MAP>55 mmHg 維持 は、内視鏡下副鼻腔手術に安全な条件を提供する可能性がある。

[!]:ESS 中は低血圧麻酔をした方が良いのだろうな。久しく低血圧麻酔なんてやったっことないな〜。

【出典】
Evaluation of cerebral oxygen saturation during hypotensive anesthesia in functional endoscopic sinus surgery
http://www.joacp.org/article.asp?issn=0970-9185;year=2018;volume=34;issue=4;spage=503;epage=506;aulast=Farzanegan

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