心停止後のステロイドの使用は心停止生存者の転帰を改善する可能性がある

・研究の目的は、心停止後ケア中のステロイド使用の影響を評価することであった。

・地域住民を対象とした後ろ向き観察研究で、台湾国民健康保険研究データベースから、2004 年から 2011 年までに追跡調査 1年間の患者を登録した。対象患者は、生存退院した救急部の成人非外傷性心停止患者である。これらの患者は、入院中にステロイドが使用されたかどうかによって、ステロイド群と非ステロイド群に分類された。傾向スコアを使用して、患者の背景となる特徴、心停止前のステロイド使用、昇圧薬、心肺蘇生術時の除細動可能リズム、病院レベル、社会経済的地位を一致させた。

・傾向スコアのマッチング後、各群に 5,445 人の患者が含まれた。ステロイド群の合計 4,119 人(75.65%)の患者が入院中に死亡したのに対して、非ステロイド群では 4,403 人の患者(80.86%)が死亡した(調整ハザード比、0.74; 95%CI、0.70-0.77; p<0.0001)。1 年後の死亡率は、ステロイド群の方が非ステロイド群よりも有意に低かった(83.54% vs 87.77%、調整ハザード比 0.73; 95%CI、0.70-0.76; p <0.0001)。入院中のステロイド使用は、年齢、性別、基礎疾患(糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、喘息)、除細動可能リズム、心停止前のステロイド使用に関係なく、生存退院と関連していた。

・本後ろ向き観察研究では、心停止後のステロイド使用は良好な生存退院と 1 年生存率と関連していた。

[!]:心停止後のステロイドの使用は、予後を改善する可能性があると。

【出典】
Postarrest Steroid Use May Improve Outcomes of Cardiac Arrest Survivors.
Crit Care Med. 2019 Feb;47(2):167-175. doi: 10.1097/CCM.0000000000003468.

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