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zoom RSS 喉頭鏡検査困難を予測する際の修正 Mallampati、上唇咬合検査との身長甲状頤間距離比の比較

<<   作成日時 : 2019/01/09 07:05   >>

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・本研究の目的は、以下の術前気道予測指標から、喉頭部視覚化の困難予測能を、単独および併用で比較することであった:修正 Mallampati テスト(MMT)、身長甲状頤間距離比(RHTMD)、上唇咬合試験(ULBT)。

・全身麻酔下で気管挿管を必要とする定時手術を予定されている 603人 の連続患者に関するデータを収集し、その後、術前に 3 つの因子すべてを評価した。術前気道評価の記録について知らされていない経験豊富な麻酔科医が喉頭鏡検査と視野分類(Cormack & Lehane 分類による)を行った。感度、特異度、陽性・陰性予測値、各気道予測因子についての ROC 曲線と ROC 曲線下面積(AUC)を単独でまたは併用で決定した。

・41 人(6.8%)の患者に喉頭鏡検査困難(C&L 分類 3/4)が発生した。本研究の主要評価項目である ROC の AUC は、MMT(AUC、0.511、95%CI、0.470-0.552)の方が ULBT(AUC、0.709、95%CI、0.671-0.745、P=0.002)、および RHTMD スコア(AUC、0.711; 95%CI、0.673-0.747、P=0.001)よりも有意に低かった。ULBT についての ROC の AUC と RHTMD スコアとの間に有意差はなかった。識別分析を使用することにより、喉頭鏡検査困難を予測するための RHTMD の最適カットオフポイントは 21.06 であった(感度 75.6%、特異度 58.5%)。

・RHTMD は一般集団における喉頭鏡検査困難の予測に関して ULBT と同等である。

[!]:単独での喉頭展開困難予測指標としては、ULBT と RHTMD とが同じくらいに有用であるようだ。

【出典】
A comparison of the ratio of patient's height to thyromental distance with the modified Mallampati and the upper lip bite test in predicting difficult laryngoscopy
Saudi J Anaesth. 2011 Jul-Sep; 5(3): 258?263.

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