小児の麻酔覚醒時興奮に及ぼすエスモロールとリドカインの効果:二重盲式無作為化臨床共同研究

・セボフルランは、気道刺激を最小限に抑えながら迅速に作用するため、小児の麻酔に広く使用されている。しかし、麻酔から覚醒後の興奮の危険性が高い。特に斜視手術は、患者が術後に目を覆っているために興奮を引き起こす可能性がある。本研究の目的は、エスモロールとリドカインが小児の覚醒時興奮を減少させるかどうかを調査することであった。

・斜視手術を受ける年齢 3~9 歳の 84 人の患者を、無作為に対照群(生食のみ)、静脈内リドカイン 1.5mg/kg を投与される群、静脈内エスモロール 0.5mg/kg とリドカイン 1.5 mg/kg を投与される群に割り当てた。手術室終了時、回復室への到着時、到着後 10 分と 30 分後に、客観的疼痛スコア、Cole 5 点スコア、Richmond Agitation Sedation Scale スコアを使用して興奮を測定した。

・エスモロールとリドカインの併用を受けた群は、他の 2 群よりも、患者が麻酔から覚醒した時(OPS=0(0-4)、RASS= -4[(-5)-1])と、回復室に移動した時に(OPS=0(0-8)、RASS= -1[(-5)-3])(P<0.05)、OPS と RASS スコアが低かった。他の時点では 3 群間で、興奮の程度に有意差はなかった(P>0.05)。

・小児斜視手術がセボフルラン麻酔で実施される場合、エスモロールとリドカインの静脈内注射は回復室に到着するまで興奮を軽減する可能性がある。

[!]:リドカインとエスモロールの投与が、小児の覚醒時興奮を軽減する可能性があると。

【出典】
Effect of esmolol and lidocaine on agitation in awake phase of anesthesia among children: a double-blind, randomized clinical consort study.
Chin Med J (Engl). 2019 Feb 5. doi: 10.1097/CM9.0000000000000141. [Epub ahead of print]

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