抜管後持続的気道陽圧は小児腹腔鏡手術後の酸素化を改善する:無作為化対照試験

・術中リクルートメント手技(RM)が酸素化と肺コンプライアンスに及ぼす効果は、吸気酸素濃度が高かったり、気道吸引が使用された場合は回復中に失われる。小児腹腔鏡手術後の肺胞気動脈血酸素分圧較差[(A-a)DO2] に及ぼす抜管後非侵襲的 CPAP マスク適用の効果を調べた。

・60 人の患者(年齢 1~6 歳)を無作為に 20 人ずつの患者の 3 群に割り当て、呼気終末圧ゼロ(ZEEP 群)、PEEP 漸減のみを伴う RM(RM 群)、抜管後 CPAP を 5 分間続けた(RM-CPAP 群)。主要評価項目は術後 1 時間での[(A-a)DO2]であった。副次評価項目は呼吸器系、動脈血ガス分析、血行動態、有害事象であった。

・術後 1 時間で、平均[(A-a)DO2](mmHg)は、ZEEP 群の 80.2±13.7[72.6-87.5]、P<0.001、RM 群の 59.2±14.6、[54.8-62.6]、P<0.001と比較して、RM-CPAP 群の方が低かった(41.5±13.2、[95%CI 37.6-45.8])。術後 1 時間での平均 PaO2(mmHg)は、ZEEP 群(95.9±15.9[88.5-103.3]、P<0.0001)と RM 群(129.1±15.9[121.6-136.5]、P<0.0001)と比較して、RM-CPAP 群(156.2±18.3[95%CI 147.6-164.7])の方が高かった。術後 12 時間で、平均[(A-a)DO2]と PaO2は、ZEEP 群の(25.8±5.5[23.6-27.6] と(69.9±5.5 [67.4-72.5]、P<0.0001)、RM 群の(34.3±13.2, [28.4-40.2], P<0.0001)と (74.03±9.8 [69.5-78.6]、P<0.0001)と比較して、RM-CPAP 群では(9.6±2.1[8.4-10.8])と(91.9±9.4[87.5-96.3])であった。群間で周術期有害作用に有意差は見られなかった。

・気腹膨張後の RM とそれに続く PEEP の漸減調節は術後 1 時間で酸素化を改善した。抜管後早期の非侵襲的 CPAP マスク換気の追加は、術後 12 時間での酸素化を改善した。

[!]:小児気腹手術後の、RM+PEEP、抜管後の CPAP は、術後の酸素化を改善すると。

【出典】
Post-extubation continuous positive airway pressure improves oxygenation after pediatric laparoscopic surgery: A randomized controlled trial.
Acta Anaesthesiol Scand. 2019 Feb 14. doi: 10.1111/aas.13324. [Epub ahead of print]

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