股関節修復手術を受ける高齢患者で、クモ膜下ミダゾラムがクモ膜下デキスメデトミジンの鎮痛効果を増強

・本研究は股関節修復手術を受ける高齢患者で、低用量ブピバカインに併用したデキスメデトミジンに及ぼすクモ膜下ミダゾラムの効果を評価するために計画された。

・これは、クモ膜下麻酔下に待機的股関節修復手術を予定された年齢 60 歳以上の ASA-PS II/III の 75 人の患者を含む二重盲式試験である。無作為に 3 群に分けた:対照(C 群)には 0.5% 高比重ブピバカインを 7.5mg、デキスメデトミジン群(D 群)には、0.5% 高比重ブピバカイン 7.5mg+デキスメデトミジン 5μg を、デキスメデトミジン+ミダゾラム群(DM 群)は、0.5% 高比重ブピバカイン 7.5mg+デキスメデトミジン 5μg+ミダゾラム 1 mg を投与した。知覚と運動遮断の発現と持続期間、術中血行動態の変化、術後鎮痛を記録した。

・C 群と比較して、D 群と DM 群では、知覚ブロックの発現(それぞれ、P=0.032 と 0.0001)と運動ブロックの発現(それぞれ P=0.024 と 0.006)が有意に早く、知覚ブロック持続時間(P=0.003 と 0.0001)と運動ブック持続時間(それぞれ P=0.015 と 0.002)が長く、術後鎮痛持続期間が延長(P=0.0001)し、12 時間にわたって術後視覚アナログスケール鎮静スコアの有意な減少を認めた。D 群と比較して、DM 群は知覚遮断の持続時間が有意に長く(P=0.012)、術後鎮痛持続時間が長く(P=0.042)、術後視覚アナログスケールは術後 12 時間有意に減少した。

・デキスメデトミジン 5μg と 0.5% 高比重ブピバカイン 7.5 mg へのミダゾラム 1mg のクモ膜下添加は、術後鎮痛を増強するばかりか、術中の循環動態安定性、長時間の運動と知覚遮断を提供した。

[!]:クモ膜下ブピバカインにデキスメデトミジン、さらにミダゾラム 1mg を追加すると、さらに鎮痛持続時間が延長すると。

【出典】
Effects of intrathecal midazolam in potentiating the analgesic effect of intrathecal dexmedetomidine in elderly patient undergoing hip repair surgeries
Res Opin Anesth Intensive Care 2018;5:58-66

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