重症患者における挿管のための直視可能型ビデオ喉頭鏡導入の前後比較研究

・集中治療室(ICU)患者の気道管理は困難である。本研究の主な目的は、重症患者における直視可能型ビデオ喉頭鏡と標準マッキントッシュ喉頭鏡との間で喉頭鏡検査困難および/または挿管困難の発生率を比較することであった。

・気道管理のための品質改善プロセス実施の前後で、著者らは新しい直視可能型喉頭鏡を評価する前向き介入単施設前後研究を実施した。主要評価項目は、喉頭鏡検査困難(Cormack 分類 3~4 と定義)および/または挿管困難(2 回以上の試行)の発生率であった。副次評価項目は、ICU での挿管に関連した重篤な生命を脅かす合併症および特定スコアで評価した挿管困難予測症例での挿管困難の割合であった(MACOCHA スコア≧3)。

・210 件の選択しない連続挿管手技が含まれ、標準喉頭鏡群が 140 人、直視可能型ビデオ喉頭鏡群が 70 人であった。喉頭鏡検査困難および/または挿管困難の発生率は、喉頭鏡群で 16% であったのに対して直視可能型ビデオ喉頭鏡群では 4% であった(p=0.01)。挿管に関連した重篤な生命を脅かす合併症は、群間で差はなかった(16 vs 14%、p=0.79)。 MACOCHA スコア≧3 の患者 32 人のうち、標準喉頭鏡群の挿管困難患者は、直視可能型ビデオ喉頭鏡群と比較して有意に多かった[12/23(57%) vs 0/9(0%)、p<0.01]。

・ICU における直視可能型ビデオ喉頭鏡の系統的使用は、喉頭鏡検査困難および/または挿管困難の発生率の低下と関連していた。

[!]:combo videolaryngoscope(「直視可能型ビデオ喉頭鏡」と訳した)とは、McGRATH MAC ビデオ喉頭鏡のことだ。商標を避けて、そのように表現したようだ。

【出典】
Implementation of a combo videolaryngoscope for intubation in critically ill patients: a before-after comparative study.
Intensive Care Med. 2013 Dec;39(12):2144-52. doi: 10.1007/s00134-013-3099-1. Epub 2013 Sep 18.

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