術後早期心房細動負荷に及ぼす肥満の影響

・肥満は術後心房細動の発症に関連している。本研究は、心臓手術を受ける肥満患者と非肥満患者との間の差を評価することによって、術後早期の新規心房細動の発症における肥満指数の役割を調査することを目的としている。

・術後早期の心房細動患者を対象とした。心臓手術を受ける心房細動既往のない肥満患者(N=67、66±9 歳; 51[76%]男性)と非肥満患者(N=89、69±9; 75[84%]男性)の術後早期 5 日間の連続心拍数を記録した。術後心房細動負荷は、全心房細動エピソードの総持続時間と総記録時間との比(心房細動負荷、%)として定義した。

・肥満群で合計 1191 回(中央値:5/患者)の術後心房細動発作が同定されたが、非肥満群では 1218 回(中央値:4/患者)であった。術後心房細動発作の持続期間の中央値と持続期間の長さ(>60 分)は、肥満患者の方が高かった(250 vs 145 分、P=0.003、とエピソードの中央値 2 vs 1 、P=0.031)。肥満は、主に術後第 3 日目に(P=0.021)、第術後早期の心房細動の負荷増加と関連していた(肥満患者:中央値 7%、四分位範囲2.5~19.7 vs 非肥満患者:中央値3.2%、四分位範囲 0.5~0.8、P=0.001)。

・肥満は、冠動脈疾患や心臓弁膜症のための心臓手術後の術後早期に、より多数の長期心房細動エピソードの素因となる。術後早期の心房細動負荷の増加は特に 3 日目に発生した。前向きの研究によって、肥満予防が心臓手術を受ける患者の術後の心房細動の発生率を減らすのに重要な役割を果たすかどうかが分かるであろう。

[!]:肥満があると、心臓術後の新規心房細動の発症が増えると。


【出典】
The impact of obesity on early postoperative atrial fibrillation burden
The Journal of Thoracic and Cardiovascular Surgery ? Serban C, et al. April 29, 2019

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