小児での抜管のための側臥位と仰臥位の比較:無作為化臨床試験

・側臥位は気道開存性を維持するために有利であることが知られている。本研究では、小児患者で深い麻酔深度での抜管を行う際の側臥位と仰臥位を比較した。仮説は、側臥位での抜管は、抜管直後にしばしば起こる気道閉塞を改善するであろう、そして実用的な方法でありうるというものであった。

・本前向き無作為化試験は、三次医療病院の手術室で行われ、待機的斜視手術を受ける 92 人の患者(年齢 3~12 歳)が含まれた。患者は無作為に 2 群に分けられた:仰臥位での深麻酔抜管(S 群)と側臥位での深麻酔抜管(L 群)。抜管後の酸素飽和度(SpO2)、喘鳴、喉頭痙攣、咳嗽の発生率を評価した。

・抜管後 5 分以内の最低 SpO2 値の平均値±標準偏差は L 群(98.3±2.1%)の方が、S 群(96.8±2.5%、平均差1.5、95%信頼区間、CI 0.5~2.5、p=0.003)よりも有意に高かった。 L 群の喘鳴と喉頭痙攣の発生率は S 群よりも有意に低かった(それぞれ 1/45、2% vs 8/45、18%、相対リスク 1.9、95%CI 1.4-2.7、p=0.03)。酸素飽和度低下と咳嗽の発生率は、群間で有意な差はなかった。

・小児患者では、仰臥位での深麻酔抜管と比較した場合、側臥位では SpO2 を改善し、覚醒早期の喘鳴と喉頭痙攣の発生率を低下させた。

[!]:基本的なことだけど、言われてみればそうした方がいいよね。小児で深麻酔抜管する時は側臥位でした方が、舌根沈下が少なく、気管内への分泌物の垂れ込みが少なくなる。

【出典】
Comparison of lateral and supine positions for tracheal extubation in children : A randomized clinical trial.
Anaesthesist. 2019 Apr 16. doi: 10.1007/s00101-019-0590-2. [Epub ahead of print]

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