周術期医療における声門上気道器具の使用に関連した合併症

声門上気道器具は、誤嚥が重大な危険ではない待機的外科手術における気道維持のために、そしてまた困難気道管理におけるレスキュー器具としても日常的に使用されている。一部の器具には、逆流した胃内容物を管理するための排液管やコンパートメントなど、誤嚥のリスクを軽減する機能が追加された。それにもかかわらず、これらの器具の使用は誤嚥を含む様々な合併症と関連している可能性がある。このレビューはこれらの合併症の種類と発生率を強調している。それらには、胃内容物の逆流と誤嚥、血管構造の圧迫、外傷、神経損傷が含まれる。そのような合併症の発生率は非常に低い、しかし、いくつかの器具は相当な合併症率を有しているので、製造業者の助言に従う必要性は強調される。器具に関連した胃内容物誤嚥の発生率は 0.02% と低いと推定され、周術期逆流は有意に高いが過少報告されている。他の重篤な、しかし極めてまれな合併症には、咽頭裂傷、縦隔気腫、縦隔炎、披裂軟骨脱臼が含まれる。器具の軽度の短期的悪影響は、重篤な合併症よりも有意に発生率が高く、そして術後咽喉頭痛、嚥下困難、嚥下時痛、嗄声を伴う。器具は、それらのカフの容積と圧迫に応じて、頸部粘膜や血管系に有害な影響を及ぼし得る。

[!]:声門上気道器具の合併症には、誤嚥以外にも、挿入操作やカフの過膨張に起因する多くの合併症がある。日常的に使用している器具の取扱説明書にきちんと目を通して、メーカーの助言に従う必要がある。

【出典】
Complications Associated with the Use of Supraglottic Airway Devices in Perioperative Medicine.
Biomed Res Int. 2015;2015:746560. doi: 10.1155/2015/746560. Epub 2015 Dec 13.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック