小児気管チューブサイズの予測:超音波検査測定を使用した声門下径予測 vs 伝統的公式

・小児気道評価は麻酔科医に出された最も挑戦的な課題のままである。超音波検査法の最近の進歩は今や小児気道の正確で記述的な評価を可能にするはずである。研究の目的は、身体指標から気管チューブの外径を計算する伝統的公式と、超音波によって予め決定された外径を比較することであった。

・気管挿管を必要とする全身麻酔下で様々な待機的手術を受ける、生後 12~60 ヶ月の両性の 100 人の被検者を研究に登録した。超音波検査法によって、輪状軟骨レベルで横断直径を測定した。気道内圧 15~20 cm H2O でエアリークが満足のいくものであれば、気管チューブは、最適と見なした。得られた値を、様々な年齢、身長、体重に基づく公式、左右の小指径によって計算された気管チューブサイズの値と比較した。異なるモダリティによる気管チューブのサイズの相関を行い、ピアソンの相関係数を得た。

・ピアソンの相関によると、年齢ベースの式(r=0.743)、体長ベースの式(r=0.683)、右小指ベースの式(r=0.587)、左小指ベースの式(r=0.587)および多変量式(r=0.741)による気管チューブサイズと最適な気管チューブとの間に中程度の相関があった。超音波検査とは強い相関があった(r=0.943)。

・超音波検査は声門下直径の推定と小児の気管チューブサイズの予測のための信頼できる方法である。

[!]:実測に越したことはないということだな。
気管チューブサイズの予測に使用されるさまざまな身体指標式(本文献中に記載されている)は
・年齢を基にした式:(年齢+16)÷4
・身長を基にした式:(2+身長cm÷30)
・多変量式:2.44+年齢×0.1+身長cm×0.02+体重kg×0.016

その他(私が考えたもの)
・Morgan 公式=至適挿入長「5+身長cm÷10」を、3 で割る
・手幅(mm)÷10

また、 いろいろな公式で導いた結果のうち、最も多い ID を採用するという「多数決」もいいのではないか?

【出典】
Prediction of endotracheal tube size in children by predicting subglottic diameter using ultrasonographic measurement versus traditional formulas.
Saudi J Anaesth. 2019 Apr-Jun;13(2):93-99. doi: 10.4103/sja.SJA_390_18.

<関連記事>
中国人小児の気管チューブサイズを予測する、身長を基にした新しい公式の精度

Prediction of tracheal tube size in children using multiple variables.
Paediatr Anaesth. 2002 Jul;12(6):495-8.

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