TAVI での麻酔関連合併症と副作用:ドイツにおける後向き研究

・本研究は、全身麻酔下で経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)を受ける患者における麻酔関連合併症と副作用を分析するために行われた。

・ドイツの三次医療病院での単一施設試験として実施された後ろ向き研究。2009 年 1 月から 2015 年 7 月までにレーゲンスブルク大学で TAVI を受けた 853 人の患者全員が含まれた。 52.5% が女性患者であった。著者らは、最近の病気、バイタルパラメータ、処置中と術後 12 時間に投与された薬剤などの情報を収集した。処置および入院中に発生した全麻酔関連合併症と麻酔関連副作用を分析した。

・853 件の TAVI 手技すべてを分析した。平均患者年齢は 79±6 歳であった。症例の 99.5% では、揮発麻酔薬ベースの麻酔を使用した。全症例の 2.8%(n=24、経大腿(TF):n=19[3.8%];経心尖(TA):n=5[1.4%])が、麻酔関連合併症をきたした。586 例(68.7%、TF:n=325[64.2%]、TA:n=261[75.2%])患者に 819 件(TF:n=447; TA:n=372)の麻酔関連副作用が発生した。合併症も副作用も重症後遺症をもたらさなかった。症例の 44% で術中低体温(TF:n=202[39.9%]; TA:n=173[49.9%])が、27% で術後悪心嘔吐(n=232; TF:n=131[25.9%])、TA:n=101[29.1%])が最もよく見られた全身麻酔関連副作用であった。

・本研究では、重篤な麻酔関連の合併症はめったに見られず、重要でない麻酔関連の副作用は、一貫した予防と管理によって回避できた可能性がある。したがって、麻酔のリスクが高いにもかかわらず、全身麻酔は TAVI を受けた患者で正当化できる。

[!]:TAVI は、全身麻酔下に非常に安全に施行できると。

【出典】
Anaesthesia-related complications and side-effects in TAVI: a retrospective study in Germany.
BMJ Open. 2019 May 1;9(4):e025825. doi: 10.1136/bmjopen-2018-025825.

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