■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/05/13




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (p_____) (e_______) : 血漿交換

(2) (________________y) : 気管支ファイバースコープ検査

(3) (a_______________) (d___) : 降圧薬/抗高血圧薬

(4) (r__________) (o__________) : 気道閉塞

(5) (h__________) (u___) : 低体温装置


[解答]
(1)plasma exchange(2)bronchofiberscopy
(3)antihypertensive drug(4)respiratory obstruction
(5)hypothermia unit


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(輸血) 術前の輸血について正しい記述はどれか。

ア:術前のヘマトクリット値が30%になるように赤血球濃厚液の輸血を行う。

イ:術前の血小板数が100000/mm^2未満なら、血小板輸血を行う。

ウ:術前にワーファリン投与でプロトロンビン時間が17秒以上に延長していれば、新鮮凍結血漿を投与する。

エ:鉄欠乏性貧血がある場合には、まず鉄剤の投与を行う。

[解説] 術前の血小板数は5万/mm^3以上あるのが望ましい。しかし、血小板減少症があっても、血小板機能が正常であり、出血時間も異常なければ、血小板輸血を行う必要はない。ワーファリンが投与されている場合、術前3日前に投与中止すれば、プロトロンビン時間は正常化する。肝機能が正常なら、ビタミンKを投与すればよい。緊急時には新鮮凍結血漿を投与することがあるが、肝炎など感染症の問題がある。


[正解] (エ)のみ [出典] 麻酔科クリニカル問題集




【問題3】(心臓手術) FIO21.0により肺出血の可能性がある新生児心疾患はどれか。
ア:動脈管開存症
ウ:Fallot四徴症
オ:総肺静脈還流異常症
イ:左室低形成症侯群
エ:肺動脈狭窄症


[解説] FIO21.0の吸入により、動脈管および肺動脈が拡張して肺血流が増加するので、肺出血が起こる。さらに、心臓への血液の戻りが障害されている場合には、肺出血の危険性が増す。肺動脈狭窄があるFallot四徴症や肺動脈狭窄症では、肺血流が増加しえないので、肺出血は起こらない。


[正解] (ア)、(イ)、(オ) [出典] 第34回麻酔指導医認定筆記試験:B13


【トラブル・シューティング】~麻酔緊急Vol.1p86

(呼吸器系)『上気道閉塞に続発する肺水腫に遭遇したら』

気道異物、浮腫、腫瘍、喉頭痙攣、絞扼などの上気道閉塞により一過性の肺水腫が起こることが知られている。挿管または抜管後に起こることが多く、小児では喉頭痙攣の合併症として知られている。特徴は、自発呼吸下で必ず急性の気道閉塞または狭窄が先行し、肺水腫の発現が速やか(30秒~20分)である。全身麻酔終了時チューブを咬んだために気道閉塞をきたし肺水腫をきたした1症例。発生機序:自発呼吸下での気道閉塞→胸腔内陰圧↑→肺血管容量↑・肺毛細管損傷→血漿の血管外漏出・毛細管透過性亢進→肺水腫



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