中耳内圧に及ぼす全身麻酔の影響

・吸入麻酔剤は中耳内圧(MEP)に異なる影響を与える可能性がある。著者らは、耳の疾患がなく、全身麻酔下に手術を受ける患者で、薬剤としてセボフルランとデスフルランを使用した場合の MEP に及ぼす効果を調査することを目的とした。

・鼡径ヘルニアと下肢手術を受ける予定の成人患者 50 人を本研究に含めた。全患者は年齢 20 歳から 60 歳まで、ASA-PS I-III に属していた。手術のために投与された吸入剤に従って、患者は 2 群に分けられた:セボフルラン、S 群(n=25)。デスフルラン、D 群(n=25)。麻酔薬、術中の呼気終末二酸化炭素分圧、気道内圧を記録した。 MEP は術前、術中 5、10、15 分、術後 10、30 分に両耳について測定した。

・術中 10 分の MEP は S 群と比較して D 群の方が有意に高かった。D 群では、MEP は術前値と比較して術中 10 分と 15 分および術後 30 分で有意に増加した。S 群では、術前値と比較して、術後 10 分で MEP が有意に増加した。

・本著者らは、デスフルランが、セボフルランと比較して、術中と術後の期間中に MEP を増加させることを見出した。

[!]:デスフルランには、閉鎖空間に入り込もうとする亜酸化窒素に似たような性質があるのだろうか?

【出典】
Effects of General Anaesthesia on the Middle Ear Pressure.
Turk J Anaesthesiol Reanim. 2019 Apr;47(2):92-97. doi: 10.5152/TJAR.2018.52284. Epub 2019 Jan 22.

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